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大 嵐(おおあらし)
クラスでゲームを行う人のためのページです
千葉昌之 HIP
1.準備・文献等
椅子をクラスの人数より1つ少なく用意します。教師が入れば、全員の椅子が使えます。その椅子は丸くセッティングします。ちょうど、フルーツバスケットや椅子取りゲームを行うようにします。右下図のようにします。 このゲームは、明治図書『楽しい学習ゲームbW』を参考にしています。
2.実 践
椅子取りゲームの1つだと思ってください。まずは、オニを1人決めます。最初は教師がやると良いでしょう。オニは、椅子の輪の中央にいます。他の子は、椅子にすわってゲーム開始を待ちます。
オニは、輪の内側を右回りにまわります。まわっている時に、坐っている人のひざをたたいていきます。ひざをたたいた時に「ついてこい」と言います。「ついてこい」と言われた人は、立ってついてきます。 |
ひざを触るのは、全員でなくてもいいのです。あまり多くなると面白みに欠けますので。5〜6人がついてきたら、次のように言います。
オニが色々なジェスチャーをします。ついてきた人は、その真似をしなければなりません。 |
オニは、色々なジェスチャーをしながら、輪の中を練り歩きます。あまり早い動作だとついてこれませんので、ゆっくりと大きな動作がいいです。私の経験では、「盆踊り」が受けます。
ひざを触って、人数を増やしながら、ジェスチャーしていきます。10人ぐらいになったら、次のようにいいます。
オニが「おおあらし」といったら、立って歩いている人は、あいている椅子にすわります。すわれない人が1名出ますので、その人が次のオニになります。 |
また、しばらく歩いて、突然「おおあらし」と言います。椅子に坐れなかった人が次のオニです。
また、全員がついてくるパターンもあります。
「みんなまとめてついてこい」と言った場合は、全員が立ってついてこなければなりません。 |
時間が許す限り行うとよいでしょう。10分はかかりますよ。
3.留意点・バリエーション等
留意点は、次の2点です。
●「わざと」オニにならないようにする。
ジェスチャーをしたい為に、わざと遅れてオニになる子がいます。こういう子がいるから面白いのですが、毎回だと困ります。
3回オニになった人は、輪の中で歌を歌ってもらいます。 |
私は、こう言います。すると、必死でやる子が続出します。3回になった子も「みんなで歌う」など、救済をするとよいでしょう。
●椅子に複数が坐ってしまったら、ジャンケンで決める。
もちろん、先に坐った方が良いのですが、わからない場合があります。けんかのもとになるので、じゃんけんで決めるルールをあらかじめ言っておくと良いでしょう。
なお、怪我に注意して椅子に坐らせるようにして下さい。
バリエーションとして、次のことが考えられます。
●「ジャージの人だけついてこい」「男だけついてこい」「○月生まれの人だけついてこい」「好きな人がいる人だけついてこい」など自分で考えたことを言うバージョン。