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名文づくり(面白短文作り)
   クラスでゲームを行う人のためのページです
             千葉昌之 HIP


1.準備・文献等
 クラスの人数分の紙が必要です。紙は小さくて構いません。私はB5の大きさを8分割しました。また、クラスを4〜6つに分けておく必要があります。(状況に応じて) このゲームは、『ゲーム遊び百科』を参考にしています。

2.実   践

 いきなり下の囲みの指示から始めても構いません。私は、5年国語、教育出版(下)の教科書「言葉の種類」の学習の後に行ないました。ここでは、「名詞」「動詞」「形容詞」の性質について理解する学習を行ないました。 

 私は5グループに分けました。次のグループです。黒板にチョークで書きました。
     ●いつ    ●どこで   ●だれが〜名詞@   ●だれと〜名詞A   ●何をした動詞
 「動詞」「名詞」の言葉を用いました。今思えば、「形容詞」も入れた方が良かったでしょう。名詞@の前にです。形容詞は「〜い」で終わるので、「美しい○○」「白い○○」なんていう文になると思います。
 とりあえず、私は39名を5つのグループに分けていきました。機械的に8人・8人・8人・8人・7人という具合にです。7人は1人足りないので、私が入りました。各グループをA・B・C・D・Eグループと、仮の名前をつけておきました。

 5つのグループの言葉をつなげて、1つの文を作ります。あるグループは「いつ」という言葉を、あるグループは「どこで」という言葉を書きます。このようにして、「いつ」「どこで」「だれが」「だれと」「何をした」という言葉を各グループで考えて、つなげていくというゲームです。

 「4年生の時にやった」とか「知っている」という子がたくさんいました。知っている子が多いゲームでしょう。

  A〜Eグループの中から代表が1名出て、じゃんけんをします。勝った順に、好きな言葉をとりなさい。

 じゃんけんをさせ、好きなところを取らせました。私は、「だれが」になりました。

 ここで、2つほど注意しておかなければならないことがあります。特に1点目は配慮してください。

 @「だれが」と「だれと」にはクラスの人の名前を使わないように。使われて嫌な思いをした人がいたからです。ただ、使ってもいいよという人は黒板に名札を貼りなさい。また、先生の名前は使ってもいいです。

 5名程、「名前を使ってもいい」とでてきました。

 A自分の書いたものを人に教えないこと。面白みがなくなってしまうので。

 この2点を確認した後、3分程、時間を取って書かせました。

 全員が書いたものを教師が読んでもいいですし、子どもに読ませてもいいでしょう。ただ、やはり教師が読んだ方が盛り上がると思います。
 紙をグループごとに裏にして集め(見えないようにするため)、教師が読みます。次の点に気をつけます。
 @読む時は、まわりが静かになったところで読む。(このゲームは少しうるさくなる場合が多いから。)
 A「何をした」の前で「間」を取る。(ここがクライマックスなので、少しじらしましょう。)

 次のような文が出て来ます。

 「明治時代に」「先生が」「ダドリー坊や(ハリポタの登場人物)と」「トイレで」「勉強した。」

 かくして、教室は笑いの渦となります。「また、やろうよ」コールが必ず起こります。

3.留意点・バリエーション等

 やっていて困るのは、「下ネタが多い」ということでしょうか。
 主に男子から「ウンチ」「しょんべん」‥という類のものが出て来ます。「下ネタ禁止」などと言ってもいいかも知れません。

 また、低学年は意味がわからないと思うので、例をたくさん出して考えやすくしてあげると良いでしょう。

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