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私はだれでしょう
   クラスでゲームを行う人のためのページです
             千葉昌之 HIP


1.準備・文献等
 準備するものは、特にありません。だた、教師の方で1名子どもを選んでおく必要があります。転校する子や誕生日を迎えた子。何かで賞を取った子などで決めてもいいでしょう。また、ジャンケンで1名を決めさせてもいいかと考えます。『新・室内ゲーム』13を参考にしています。

2.実践

 まずは、教師の方で1名子どもを選び、ゲームの説明を行います。

 今日は、転校する○○さんを中心にゲームを行います。

 ○○さんを、みんなの前に立たせていいます。

 ○○さんは、ある人間になります。実際にいる人でもいいですし、マンガの主人公でもいいのです。例えば、「かぐや姫」になったとしましょう。ただし、本番は○○さんには、教えません。○○さんが、この人物をあてるのです。

と言って、黒板に「ちびまる子」と板書します。

 ○○さんは、10個、質問をすることが出来ます。ただし、みんなが「はい」か「いいえ」で答えられる質問です。

 ここで、質問例について言います。ここが、大切なところなで例をいくつか出させます。

 「その人は、男ですか」と聞いたとします。すると、みんなは「いいえ」と答えます。これで、女の人だとわかりますね。次は、「その人は大人ですか」と聞いたとします。みんなは、何と答えますか。

 子ども達は「いいえ」というでしょう。このように、問答形式でいくつかの例を示すとわかりやすいでしょう。

 では、本番です。○○さんは、しゃがんで目をつぶりなさい。○○さんには、この人になってもらいます。

 こう言って、黒板に答えを書きます。ゲームの始まりです。

 10個の質問を考えるのが大変です。答えがわかると、「その人は○○○○ですか」と聞きます。もちろん、10の質問の中でです。つまり、8個の質問ぐらいでもうわかっていないと困るということです。

 5分となっていますが、子でもによっては、質問を思いつかない子がいます。質問を考えるのに、時間のかかる子もいます。教師の方でフォローしてあげましょう。

3.留意点・バリエーション等

 留意点は、やはり、質問の出し方です。考えつかない場合が多いのです。「その人は、かっこいいですか」「その人は強いですか」「その人の髪は長いですか」なんて質問でもいいのです。なお、答えるほうですが、「普通で考えると」という答え方をします。「かっこいいですか」なんて聞かれると、「はい」「いいえ」の両方が出てきます。この場合は教師が言いましょう。次のように。

「どちらかというと、かっこいいよね」「普通は、長いと思うよね」「一般的に言うと、強い方だよね」

などと答えるとよいでしょう。

 バリエーションとして、班で質問を考えさせる場合があります。しかし、ものすごく時間がかかります。6〜7班だと30分近くはかかるでしょう。このゲームは、個人に質問を考えさせることをおすすめします。

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