学級経営/学年総合/5分間ゲーム/命令ゲーム


 命 令 ゲ ー ム
   クラスでゲームを行う人のためのページです
             千葉昌之 HIP


1.準備・文献等
 準備するものは、特にありません。『学級づくりにゲームを生かす』明治図書18頁を参考にしています。

2.実践

 まずは、ゲームの説明を行います。

 「命令ゲーム」というゲームをします。先生が、「命令、○○をしなさい」といったら、その通りにします。「命令」という言葉がついていなかったら、その動作をしてはいけません。

 じらしたり、スピードを変えていくところに、このゲームの面白さがあります。

命令、立ってください。      命令、右手を上げなさい。

というようにして、このゲームは進んでいきます。これだけでは面白くないので、子どもがひっかかりやすいパターンを考えてみます。

命令、立ちなさい。 座りなさい。【座ってしまう子がいます⇒ひっかかる】

 「動作⇒その動作をやめる」という単純なパターンですが、ひっかかる子が多いのです。「命令、きょうつけ」「休め」なんていうのも引っかかります。「命令」は1つの動作に対してだけ、有効なのです。

命令、右手をあげなさい。 命令、座りなさい。【右手を下ろしてしまう子⇒ひっかかる】

 動作は、「命令、(その動作を)やめなさい」というまで有効なのです。次の動作を行うあまり、前の動作を止めてしまう子がいますが、これはだめです。

3.留意点・バリエーション等

 4月の学級開きのゲームとしていいかなあと思います。私は今年度の学級開きのゲームとして使いました。

「命令、いい姿勢をしなさい」⇒「○○君、いい姿勢だな」とほめることが出来ます。
「命令、大きな声で笑いなさい」⇒「笑いがいいね」とほめることができますし、クラスの固い雰囲気がほぐれます。
「命令、先生をすばらしくほめなさい」⇒子どもとのコミュニケーションに
「命令、先生の悪口を言いなさい」⇒子どもとのコミュニケーションに

 仕上げは、次のように言います。

 じゃあ、終りますので、座りなさい。【子ども達は座ります】あれ、命令したっけ。(と、とぼけます。)

 「では、命令、本当にこのゲームを終ります」と言わないと、いつまでもやり続ける子がいますので、ご注意を。

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