ネムノキ(合歓木) 
silk tree:;pink siris
Albizia julibrissin
マメ科ネムノキ属の落葉喬木。
暗くなると葉をとじて眠ったようになるためネムノキと呼ばれるマメ科の高木で、歌、詩、俳句
などに詠まれ親しまれている。高さ10m以上に達する。林縁や、原野など日当たりのよい湿地
を好み、山地や川原に自生する。本州、四国、九州、沖縄から中国、東南アジアに広く分布する。
葉は細かい羽状複葉、小葉は刀身状で10-20対。葉は夜、閉じ
て垂れる。6,7月頃、紅色の花を開く。花序は傘頭状、花弁は顕著でなく、雄しべは
多数に割れ紅色。果実の莢は扁長楕円形、茶褐色で無毛、長さ9-15cm、巾1.5-2cmの豆果実
を収める。材は胴丸火鉢・下駄歯に使用し、樹皮は打撲傷・駆虫などに用いる。
ビルマネムA.lebbekBenth(英名lebbek-tree,siris-tree)は熱帯地方の街路樹として広く
栽培されている高木で、高さ15mに達し、広く枝をひろげる。花は淡黄色で、小葉4〜8対
あり、長さ2.5〜4cm、果実は黄褐色で、巾2〜5cmある。
(出展:世界大百科事典 平凡社)(出展:広辞苑 岩波書店)
下記の写真の木は高さ10m近く、幹径は40cmΦ以上、枝張りは15m以上ある大木である。
 


上および右の写真
ネムノキ'06/07/9 16:53
横須賀市長沢6-41-3
農家庭先の大木です。

下の写真は
ネムノキの花の実2010/09/22
横須賀美術館

七月の花一覧ページへ    
 トップページに戻る
次ページへ