ゴスロリ(風)なメイドみたいな服を着たわらしちゃん もともとは槍を持たせようとしていたわらしちゃんです。なんかの本で読んだのですが、スイスでは昔、男は傭兵として出稼ぎ、女性はメイド、つまりお手伝いさん、女中として出稼ぎにいっていたのだとか・・。
そこでスイスで使われた斧槍を持ってお手伝いさんの格好をしたわらしちゃんを描こうと考えた次第。ところがお手伝いさんの格好なんて北村は知らないし、資料もない。適当にフリフリしたの描いてみれば、なんじゃこりゃな機能的でない姿に^^;)。
それに斧槍はでっかいので絵の中におさまりづらい。そこでフレイルという武器に代えました。見ての通り、フレイルは途中で折れ曲がってるし・・・。ちなみにフレイルというのは脱穀とかなんかするための農具を武器にしたものだそうで、日本語の本では戦闘用穀竿状武器って訳されてました(「武器」マール社1982 )。
そういえばドイツ農民戦争の版画で反乱側の農民とおぼしき人がこの農具をもってました。日本でいうとクワでお侍をばっさり、という感じかもしれません。こういう竿ではドカッ、ですけどね。
とはいえ、この武器は北村のオリジナル。こんなもの使えるんでしょうか?。竿の部分はやたらに細くて使用に耐えられるのかどーなのか??。
でも一番困ったのはこのわらしちゃんの使い道。解説してもらうには違和感がある姿なので、ギャラリーでのみ公開。