Perseids

ペルセウス座流星群

2018年8月14日。0:20から2:22にかけて観測できた流星

 

ペルセウス座流星群(Perseids)は7月23日から8月22日ごろにかけて活動する流星群です。極大日はだいたい8月の12、13日ごろ。

以上は8月14日、0:20から2;22にかけて見られた流星を描いたもの。ただし、0:40から1:10ぐらいの間は、最接近後の火星を観測しています。

流星の脇に書かれた数字は時刻で、025は0:25のこと。212は2:12のことです。

ペルセウス座流星群は、深夜、ペルセウス座が西の地平線から姿を見せる頃合いに極大を迎えます。そのため、見える流星の多くは星座の東側になるので、ここではペルセウス座を画面左によせて描いています。中央下がペガスス座。上やや右がはくちょう座です。本当ならペガスス座とはくちょう座はこんなに離れていないのですが、天球を平面に落とし込む過程で空を”開き”にしてしまったのでこんな感じになっています(丸いミカンの皮を剥いて平面に広げた状態だと思ってください)。

流星群によっては、流れ星に顕著に色がつくことがあります。しかしペルセウス座流星群はそうではありません。また今回のスケッチで、カシオペア座とペルセウス座の間を流れた、というよりも鋭い閃光をはなった2:04のもの(204)は人工衛星の反射光のように思われます。あまりにも光が鋭いこと。流れていないこと。さらに閃光を目撃した後、暗い光点が移動していく様子が見えたことから、そう解釈しました。ただ、1:46に流れた二つの流星。ひとつはペルセウス座、アルゴルの右脇に(こちらが先です)、もうひとつはペルセウス座のスケッチ上を流れました。この二つの流星は非常に短く、紡錘形で、閃光のように輝きました。多分、ほとんどこちらに向かって落ちて来たもののように思えます。こういう流星もあるので、閃光=人工衛星、というわけでは必ずしも言えないでしょう。

 

2019年8月13日 2:30から4:00にかけてみたペルセウス座流星群

 

 2019年8月13日未明のペルセウス座流星群。画面左上にカペラとペルセウス座。画面中央上にカシオペア座。画面右下にペガサス座が見えています。今、自分が住んでいる場所は盆地。夏の炎天下では晴れていても、夜になって気温が低くなると結露したかのように空が曇ります。13日は散歩にでかけたら霞が晴れて星が見え始めたので、急遽、ペルセウス座流星群の観測に。見始めた時は輻射点からずれた、流星群ではない流れ星が幾つも現れましたが3時以後は流星群の流れ星。2:55と3:01に明るいものが流れています。地平線の低い場所はガスが出ていて、低い流星は確認できず。

 

2019年8月14日 2:15から4:00にかけてみたペルセウス座流星群

 昨晩に続いて2019年8月14日、2:15から4:00にかけてみたペルセウス座流星群。正午月齢は13。満月に近い月が沈むのは3:23。当初は明るかった空が暗くなり星がよく見え始めていく時間。空は昨晩よりも晴れていて、低い場所のもの、あるいは暗い流星も見えています。そのためか昨晩より目撃が多い。それと流星の出現する場所が妙に偏っている。ペルセウス座の東側、ペルセウス座からおひつじ座、くじら座にかけての場所でよく流れていました。

 

2019年8月15日 2:45から3:50にかけてみたペルセウス座流星群

 列島の南の海上でのろのろとしていた台風10号クローサがようやく近づいてきた15日の未明。次々と雲が通過する空を散歩先の公園で眺めていると五つつばかし流星を見ることができました。そこで帰って記録したのがこれ。雲が出たり、結局、4:00には曇ったりで、観察できたのは2:45から3:50までに流れた五つのみ。画面中央上やや左、3:20にとかげ座のα星(α LACERTAE)の近くを流れたのは、やや黄色味をおびた明るく印象的な流星。台風クローサは16日の早朝、岐阜県に強い雨を降らしつつ、日本海側へ移動中。

 

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