NGC 7027
はくちょう座ξ星の近隣にある最も若い惑星状星雲
2017年11月21日 23:00のNGC7027
上の連なった円は25倍の視野を示し、中央の明るい星がξ星
左は北アメリカ星雲がある領域の明るい星々、肝心のNGC7027は右にあって恒星のように見えています
右下の円は50倍の視野、左下の円が200倍の視野
NGC7027ははくちょう座にある惑星状星雲です。デネブから東に少しいったξ(クシー)星のすぐ近くにあります。
見た目は恒星です。200倍まで拡大するとなにかひしゃげた楕円であること、真ん中に円、あるいはドーナッツがあり、東西方向になにか取り囲む対称構造があるらしいことが分かります。ちなみに、きれいに撮影された写真だとこの星雲は長方形にみえます。ネットで見る画像の多くはそういうものですね。
NGC7027は距離が3000光年あまり。大きさは0.1x0.2光年程度。ごく小さな惑星状星雲です。惑星状星雲はミラのような恒星が外層を放出することで形成されますが、NGC7027は形成されてからまだ700年ぐらいしかたっていないと考えられています。私たちが目に出来る最も若い惑星状星雲だと言えるでしょう。