NGC6638

いて座λ星コース・ボレアリスの0.5度東にある球状星団

2017年6月5日 M22とM28、そしてNGC6638

上の連なった円は25倍の視野を示し、各星団とコース・ボレアリスとの位置関係を示したもの

下段の円は50倍の視野を示し、各星団の様子を個別に描いたもの。下段中央がNGC6638

 

 いて座の弓を作る北の星、λ(ラムダ)星コース・ボレアリス(Kaus Borealis)、そこから東へ0.5度離れた場所にある球状星団がNGC6638。50倍の視野でもコース・ボレアリスと同一視野でとらえることができます。ただし、小口径、市街地で見るのは厳しい球状星団。

使用した口径は125mm。場所は人口35万の地方都市。周辺に大人口がないので空がかなり暗く、当日は月齢10.3の半月がおとめ座にあるものの、月の入りは1:57。スケッチは1時以降に行っており、月はすでに西の地平線。この条件で見つけて描いたのが以上のスケッチ。25倍では分かりませんでした。

下段中央の円がNGC6638を50倍で描いた様子。画面は左下が西なので、NGC6638がコース・ボレアリスの東にあることが分かりますが、それはほんの小さな丸いしみのような姿です。

 

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