Q:なぜ恐竜をツリー・オブ・ライフの一部にしなければいけないのですか?
A:ツリー・オブ・ライフが生物の真のグループだからです。だから正確にグループを作ろうとすると恐竜はツリー・オブ・ライフの部分になります。また結果的に鳥も含まれることになります。
人間はものをグループにまとめて整理整頓する能力を持っています。それを分類といいます。人間はものを分類する能力で恐竜や鳥や爬虫類というグループをつくりました。でもそもそも人間が生物をグループにわけられるのはなぜなのでしょう?。
なぜでしょうか?。
答えは簡単、生物にはある一定のパターンがあるからです。パターンがあるから分類できるのです。
例え話で考えてみましょう。ここに1枚の絵があります。この絵をばらばらにしました。みなさんはそれを組み上げられますよね?。絵を手がかりにすれば組み立てることができます。でも白紙、あるいはまっくろに塗られた紙をばらばらにしたならどうなるでしょう?。手がかりがないので組み立てられません。
つまりもともとなにかのパターンがあったから、ばらばらのピースを組み立てたり、あるいはグループにわけられるのです。
もしもとの絵がデタラメ、あるいは白紙などならそもそも組み立てられません。逆にいうと組み立てられるってことは、そこにパターンがあるからなのです。
では生物を分類できる時に手がかりになるそのパターンとはなにか?。それがツリー・オブ・ライフなのです。ようするに私達が生き物を分類したり、恐竜というグループを作ることができるのは、そもそもツリー・オブ・ライフがあるからなのです。
このことに最初に気がついたのはダーウィンです。彼はいっています、分類の背後にはツリー・オブ・ライフがある。
そしてダーウィンはいいました。分類はツリー・オブ・ライフにしたがって作られるべきである。
以来、生物学の世界では分類とはツリー・オブ・ライフにしたがうべきだと考えられるようになりました。ですから恐竜をツリー・オブ・ライフにあわせるのです。すると結果的に鳥も恐竜になるのです。
・・・・でも、なんか変だと感じませんか?。なにか違和感がありますよね?。じつはそれにもちゃんとした理由があります。
なにかおかしいなと思っちゃうのはちゃ〜〜〜んと理由があるんですよ→