M97 (NGC3587)
おおぐま座の惑星状星雲 メシエ97
ふくろう星雲
2019年12月1日 3:45 市街地から見たM97とM108
M97はおおぐま座β星の近くにある惑星状星雲。近隣にはおおぐま座の銀河M108もあります。画面の大きな円の連なりは75倍の視野を示します。使用口径は300ミリ。スケッチの上にあるのが惑星状星雲M97 逆三角に並んだ星並びの少し上に見えています。その右下にあるのが系外銀河M108
M97は見ての通り、丸い姿をした惑星状星雲。大きな望遠鏡だと丸い姿に二つの穴が開いているのが分かるので、ニックネームは Owl Nebula (ふくろう星雲)。自分が使っている口径30センチでもこの有様が見えるといいます。しかし、人口35万の市街地が近くて空が明るいせいでしょうか。確認できませんでした。ちなみにこの条件で、口径125ミリでもM97を見ることはできました。M108はちょっと無理。
スケッチ左下の小さな円の連なりは25倍の視野(口径125ミリ)を示し、下の明るい星はおおぐま座β星メラク(Merak)。メラクは北斗七星のひしゃくの前部分、前方下方角の星となります。視野の左上(方位で言うと東南東)に視野二つ分先の逆三角に並んだ星が、M97の近くにある三つの星。
参考:[Burnham's Celestial Handbook]