M108 (NGC3556)

おおぐま座の銀河 メシエ108

 

 

2019年12月1日 3:45 市街地から見たM97とM108

 M108はおおぐま座の銀河で、β星メラク(Merak)の近くにあります。β星メラクは北斗七星のひしゃくの前下方を作る星。スケッチ左下の小さな円の連なりは25倍の視野(口径125ミリ)で見た様子を示し、下の明るい星がβ星メラク。視野二つ分ほど上にいったところにある逆三角に並んだ星の近くにM108があります。

 画面中央の大きな円の連なりは75倍の視野(口径300ミリ)を示し、上にある丸い天体はすぐ近くにある惑星状星雲M97 下にある細長い天体がM108

 

 以下はM108だけを描き出したもの。

 

 2019年12月4日の4:20。北斗七星が空へ高く上がった時刻に、M108を150倍(口径300ミリ)で見たもの。

 M108(NGC3556)は本によってはNGC番号でしか紹介されていない場合もあります。ハッブル分類はSc つまり渦巻銀河で巻きが一番ゆるいタイプ。細長い外見なので、銀河を横か、斜めから見ているのだろうなあ、ということは分かります。中心に光点があるけども、これが手前にある銀河系内の恒星なのか、M108の中心部なのかはよく分かりません。。またM108は単純に横長の楕円というわけではなく、位置によってどうもむらがあるらしい。画面上の部分が明るい。そして画面上部分でも、右手と左手を比べた時、左の方がやや明るいように思えます(方位で言うと北側)。人口35万、やや明るい地方都市の空で見ているので、これ以上の詳細は観察できず。

 

参考:[Burnham's Celestial Handbook]

 

 

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