M67 (NGC 2682)

かに座の暗くて銀砂のような散開星団

 

2017年12月24日 0:00のM67

右の連なった円は25倍の視野を示します 右の明るい星がα星アクベンス。右にいったところにある白いしみのようなものがM67

左はM67の拡大で、背景の大きな円は50倍の視野を示します

 

M67は、かに座の爪にあるα星アクベンスから西へ1.7度ほどいった場所にあります。しかし見た目は小さくて暗い星団なので、空が明るい場所ではどこにあるのか良くわかりません。画面左はM67の拡大スケッチ。125倍にすると良く見えなくなるので、50倍のスケッチを大きく描いています。背景の大きな円は50倍の視野を示しますが、ここまで大きく描かないとM67の星の詳しい様子は描けません。暗い星団ですが、銀砂をまぶしたようなその姿は見事なものです。

距離は2500光年、あるいは2600光年。古い星団で年齢は推定100億歳。既知の散開星団では1、2位を争う歴史ある星団です。

 

参考文献:Burnham's Celestial Handobook 1978

 

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