M40
おおぐま座δ星の近くにあるにじんで見える星
2017年12月24日 2:00のM40
連なった円は25倍の視野を示します スケッチに記述し忘れていますが左の明るい星はおおぐま座δ星メグレズ
メグレズは北斗七星の柄の付け根に当たる星です
右下の円は50倍の視野で見たM40 左上の円は200倍の視野で見たM40
18世紀の天文学者メシエがまとめた星雲、星団のカタログ。しかしその中には星雲や星団ではないものが幾つか含まれています。そのひとつがM40。M40は暗い星が二つ並んでいるだけ。連星でもないらしく、単に地球から見るとごく近い距離に並んで見えるだけの星です。そして、ごく狭い間隔で暗い星が並ぶと、なにかこう、にじんで見えるものです。実際、これを星雲と勘違いした天文学者はメシエの他にもいます。
実はこれを書いている私も、おおぐま座の変光星を探す途中でこれを見つけて、
あれ? なんだろう? 彗星かな? それにしては明るいし、こんな明るい彗星がきてるなんて聞いてないぞ? それじゃ星雲かな? でもこんなところに小口径で見える星雲なんてあったっけ?
そう戸惑ったことがあります。しかし良く見ると、にじんでは見えるがどうやら星らしい。星図を見るとM40とはあるが星雲や星団のマークもなく、そこにあるのは位置を示すバツ印だけ。調べると星雲だと誤認された星であると資料に書いてありました。空の気流が悪いと、もっとぼんやり見えることもあるようです。ちなにみこの近くに暗い銀河がありますが、小口径では見えません。
M40はδ(デルタ)星メグレズから北へ1.4度ほどいったところにあります。
参考:
[Burnham's Celestical Handbook]
[Guidebook to the Constellations]