Nectridia ネクトリディア ネクトリド類 ディプロカウルスなど
ネクトリディアとは?:
非常に奇妙なテトラポードで、頭がブーメラン型をしている有名なディプロカウルスなどがいます。おそらくは完全に水棲生活をしていたと考えられ、特異な尻尾をもっています。
古典的にはLepospondyls レポスポンディルス類(空椎類:くうついるい)に含まれていました。
ネクトリディアの特徴:
尻尾の骨の神経突起と血導弓(neural and haemal arches of the tail)が上下に対称である種のパスタのような形態をしているのが特徴です。
またTとPが接触しており、これはアントラコサウルスやオムニオタと同じ特徴ですし、一方では口蓋のプテリゴイドの間に穴があります。これは分椎類やLissamphibia と共通の特徴です。派生的な種類では指が4本で、これもまた分椎類やLissamphibia と共通しますが、原始的な種類では5本で、どうもこちらは収斂のようです。口蓋の穴に関しても収斂ではないかという見解がある模様。