Brachiopoda
ブラキオポーダ:腕足類(腕足動物) 腕足類の化石(多分・・・):東南アジア・デボン紀産 知人のもっていたものを撮影 Brachiopoda(ブラキオポーダ)を直訳すると、腕の足という意味になります。つまり腕足類ですね。読み方は”わんそくるい”です。生物学辞典では腕足動物で載っているので、腕足動物がより正式ということでしょうか?。
腕足類は骨格で支えられた触手冠を持っていて、これが名前の由来になっています。また、触手冠を持つことからコケムシやホウキムシと一緒に触手冠動物(ロフォフォラータ)としてひとまとめにされる時もあります。ただコケムシやホウキムシとは違って、腕足類の触手冠は殻の中に収納されています。
腕足類は現代でも海岸の磯などで見ることができますが、昔はもっと数も種類も多く、身体の形や生態も今より豊富であったことが分かっています。以上は腕足類の化石で、およそ3億7000万年前のものだそうです。なんというかこのコンテンツ、”身近な系統樹”で化石を使うのはあまり感心しないのですけどね・・・^^;)、てっとり早かったので・・・。
ともあれ・・・
腕足類は外見は軟体動物の二枚貝にとても良く似ています。ですが違いもあります。例えば二枚貝は触手冠を持ちません。また、二枚貝は身体の左右に殻があり、前後非対称ですが腕足類はそうではありません。
腕足類の殻は左右対称です というよりも左右対称なので、この化石は腕足類であろうと考えました(同定オッケーかね??)
腕足類の殻は二枚貝と違って、ある線で区切った時、左右対称の形をしています。そういうことで二枚貝とは区別がつきます。残念ながらこの化石では触手冠を見ることができません。
以上の化石の同定の続き(訂正するにせよ、より詳しく同定するにせよ)と、現代の磯にいる腕足類の採集と画像のアップはしばらくお待ちください。