Polygonum属

Persicaris節

Section Persicaria

サナエタデ節

イヌタデ

Persicaria. longiseta

 Polygonum属、Persicaria節(本によってはPersicaria属)の植物。イヌタデです。夏から10月ごろまで花を咲かせているそうです。この写真自体の撮影は9月の第1週でした。赤い小さな花が集まって穂のようになっていますね。この株は近所の水田の脇に生えていたものです。駅前の道ばたの雑草が生い茂るなかでも生えていました。小さいので気がつきにくいですね。

 イヌタデは、葉っぱの根元の部分が茎に巻き付くようになっています。そしてそこの縁に毛が生えています。

写真の中、三角の矢印で示しているのがそれ。

 

 そしてこちらはイヌタデと同属別種のオオイヌタデ。この写真は公園の池の脇で撮影。

オオイヌタデ

Persicaria. lapathifolia

 オオイヌタデはイヌタデよりもずっと大きいようです。生い茂る雑草のなかからすっくと伸びています。身近で見るイヌタデが20cmくらいで開けた場所で見ますが、こちらは70cmほどあります。

 穂のように集まった花もイヌタデよりずっと長いですね。花の色は白ですが、中にはピンクや赤みがかかったものもあります。公園で作られた池の脇、最近整備された広場などに生えていました。

 イヌタデと違って葉っぱの根元、茎に巻き付いた部分には毛がありません。

画面左の白い三角矢印がその部分を示します。

良く見ると背景の右に別株のオオイヌタデが写っていますね。

 

 *注:このコンテンツでの分類体系は「原色日本植物図鑑 草本編[II] 離弁花類」保育社 に従っています。

 

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