マサバ

Scomber japonicus

2007年2月22日、近所のスーパーで買ったマサバのスケッチ。背中の青みがかかった黒、深いブルー、そして明るい緑が美しく印象的。腹側はがいして銀色で、一部に黄色く輝く部分があったのだけども、生きている時もそうであったのかは不明。

 それにしてもサバってこんなにきれいな魚だったんですねえ。しかし、スケッチしている最中に乾いてくるとみるみる色が変わって、背中のブルーも緑も色褪せた黒になっちゃいました。大きさは35センチぐらい。値段は298円なり。普段の値段が分からないのだけど、大きさの割りには安い印象。先日の神奈川県のニュースでは、今年の三浦半島ではサバが豊漁だという話を小耳にはさみましたが、そのせいでしょうか?

 マサバはサバ科(Scombridae)の魚。このファミリーはNelson 94 を見ると、背ビレが2つ、背ビレと臀ビレの後ろに5〜12のfinlets(尻尾の上下にある三角のちいさなやつらしい)があること、胸ビレが体の高い場所にあることなどが特徴としてあげられています。確かにそういう特徴をもっていますね。尾ビレの尻尾とヒレの接合部分に上下対称2つのキールがあるのも特徴らしい。

 また臀ビレの前に小さなトゲがありますが(第2背ビレにもあるらしいけど、これは観察しなかった)、魚類検索ではこの特徴などによってサバ科のなかからマサバ、ゴマサバへとたどり着けます。

 スケッチ後に調理しておいしく賞味。

 

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