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これもミーハー・バカヤの為せる業。 骨董だ古伊万里だとほざいてる以上、誰でも知ってる蛸唐草の大皿の一枚くらい持たなくちゃってところだったのです。 手に入れたのは十年以上前のことですが、なんとなく気恥ずかしくてHPでの公開は控えてました。 図録 「染付の美」 の終結宣言をした現在、番外作品にてHPを細々と継続しております中で 「ああ、あれもあったな」 と取り出して参りました。 改めて、作品として見直しておりますが一応 伊万里焼(有田)の範疇ではあるようです。 この手の大皿作品にはかなり怪しげな物も多く、私としても一抹の不安を抱いておりましたが、 ここまでの大皿で成形もしっかりしており、呉須の発色、見込中央の環状松竹梅、区分の環状文とも 丁寧に描かれております。表の蛸唐草については線描きではありますがこの時期には有り得る物と判断します。 裏の蛸唐草、高台周りの文様もこの時期の作品には見られるもので破綻なく描かれております。 銘、目跡も確かなもので、総合的に判断して後期後半と見て良いと思います。 2021. 7. 1 |
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