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このお皿は柿右衛門窯で焼かれた鍋島様式のお皿です。 藩窯鍋島と柿右衛門窯はなんらかの形での交流があったようで、 柿右衛門窯の手の良い陶工が、鍋島作品にも関与したとも云われています。 そうした中で鍋島作品から大きな影響を受けた柿右衛門窯の製品があります。 裏の七宝文繋ぎ文様、外周に文様を描いた高い高台、目跡の無い高台内側など、 明らかに鍋島様式を手本にしたものであります。 かつては「柿鍋」と呼ばれた、希少な作品群のひとつです。 見込みには柿右衛門様式に見られる二重巻線を回し、その外周部の一部には七宝文繋ぎ、 内側から外側にまたがって桐花を大胆に描いたダイナミックな作品であります。 2020/5/1 | |||||
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