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延宝期の藍柿の角皿です さる展示会で際立った美しさに一目で魅了されました。 多くの長角皿と同様隅入りの角皿ですが、このお皿は6寸×4寸と幅広の器面であります。 見込み外周部と中央を2重線で区分する柿右衛門手で見られる手法を用いております。 絵の構成的には丸皿であっても何の違和感もないであろうモチーフですが、 この器形に収めたことによってより絵画的な表現になったと思います。 見込み中央には流水波濤と蛇籠、周辺部は花を付けた葛を装飾的に配し、 裏は極めて端正な隅入り成型となり、長角皿に用いられる花唐草文を描いております。 銘は「渦福」 2020.4.1 | |||||
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