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藍九谷らしい大胆な意匠と良質の呉須の美しい発色が目を引くお皿です。 このお皿は当HP立ち上げから図録の一翼を担った最古参のお皿でしたが、 機会に恵まれず展示されておりませんでした。 最終コーナーを飾る作品の一枚として、ここにご披露いたします。 円弧の辺で描かれた6角の縁に巻物、蓑、羽根の宝物を描き、二重巻線仕切られた見込みには 羽団扇を置いております。当初これを 「一葉文」 と表現しておりましたが、 実は厄除け、邪気払いの 「羽団扇」 だそうです。天狗の団扇ですね。 お皿の文様としては縁起物尽くしとなりますので、正に納得の解釈であります。 令和元年も師走となりました、年内に積もっているかもしれない厄や邪気を祓い清め、 清々しい新年を迎えられるようにこのお皿を展示しましょう。 このHPをご覧いただくと、皆様にも御利益があるんですよ〜 (PR:表示法違反) 磁胎は薄造りで、裏は厳しい三角高台、無地無銘で高台周りに巻線のみ。 2019.12.1 | ||||||
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