藍柿 山水家並文陽刻七寸皿
延宝期: 径21.5cm  高3.9cm


延宝期の藍柿のお皿です。
美しい呉須の発色は特筆すべきものがあります。
二重巻線で仕切られた見込みには
呉須の濃淡、グラデーションを使い分け一幅の水墨画のごとき山水画が描かれます。
染付技法の頂点と言えるものと思います。
型打ち成形による端正な縁反りの器形で縁周りは独特の陽刻になっており、
裏は手をかけた唐草をまわしております。
銘は「太明成化年製」

2019.4.1
 
 




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