初期伊万里 草花文七寸皿
初期: 径21.1cm  高2.2cm


初期伊万里から藍九谷への移行期の作品です。
周辺部には四つの窓絵と言うか花弁文を描き、その間を薄ダミの雲状文様でつないでいる。
見たことのない意匠で表現が難しい。
区切りの二重巻線の内側には芥子の花かと思われる草花が一輪、力強く描かれる。

裏には伸びやかな瓜文とツルが描かれております。
傷皿でありますが生掛けの釉薬の肌が心地よい雰囲気であります。
銘は「太明成」 初期から藍九谷への移行期の作品には 「太明」 が多く見られますが、
太明成化年製の 「成」まで書かれております。少し違うところを見せたかったのしょうかね〜

2019/3/1
 
 




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