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藍九谷では何種類かの文字入りの皿が見られます。 多くは青華製品に記された文字の一つを描いたものでしょう。 「壽」などは読めますが読めない文字がほとんどですが、おそらくは縁起の良い文字、 目出たい文字が記されているものと思います。 さて、このお皿ですが「鳩」です。正確に言うと現代の鳩とは違いますが、鳥の鳩で間違いはないでしょう。 しかし、鳩にまつわる話で思い当たる象徴的な事柄はない。 「平和の象徴」? これの起源は西洋のようだし。 ネット検索で調べて見たが、これだ! という決定的なものはありませんでした。 これかな〜 というものは幾つかありましたので上げておきます。 「鳩に三枝の礼あり」 鳩は親の恩を常に思い、木に停まる時は必ず三枝下の枝にとまるそうな。 「鳩は神の使い」 八幡宮の神様の使いとして全国の八幡宮を祀る場所を案内したそうな。 「風水的に鳩は開運の鳥」なそうな。 「伝書鳩」 東西を問わず古代より使用されていたようです。 鳩は日本も含めて世界中で家禽として古代から飼われていたようなので 鳩好きの大名の注文品かも という意見も お皿の作りに戻りましょう。 見込みの環状線が櫛目になっているのも、珍しく手が込んでおります。 裏の高台もお約束の三角高台。ちょっと変わった唐花が描かれております。 銘は「宣徳年製」です。 2018/12/1 | ||||
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