染付 満月波兎陽刻葡萄栗鼠文七寸皿
寛政期: 径21.5cm 高3.3cm
中秋の名月
満月に波兎を白抜きで描いたお皿です。
この意匠の有刺輪花のお皿は小鉢などから各サイズの作品が見られます。
本品は7寸皿で初見でした。輪花の縁周りには紅を回し、外縁部には霊芝文繋ぎ、
その内側は精緻な陽刻で葡萄栗鼠を描いております。
寛政期の清朝風意匠の代表的なお皿ですが、当時の技術の粋を尽くした上手のお皿です。
裏は無地でやや深めの成型となり、この時期の典型的な器形です。
銘は角福。
2018.9.1
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