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大変な猛暑が続いておりますが、何と言う暑さでしょうか。老体には堪えます。 若い時なら「海だー」と飛んで行ったでしょうが,浜辺の太陽を想像するだけで恐ろしい、 日干しになるのが関の山。せめてもの海のお皿となりました。 印判手の南蛮船図です。 当コレクションは一応、染付磁器の歴史を辿ることを主旨としておりますので、 印判手のコーナーもあります。蒐集の主力ではありませんので、この時代の典型的なもの、 面白いと気を惹かれたものに出会うと手に入れております。 このお皿は所謂、図変わり印判手のお皿と言われるものの一つです。 南蛮船は堂々として迫力満点に描かれており、当時の庶民の印象はかくありなんということでしょうか。 上陸用の小舟が描かれているのも臨場感があって面白い。 隅切りのところには飾り台の上に鎮座する座敷犬がおります。 裏を見ると型押しの成型でしょうが、しっかりとした器形で四方に印判の唐花、丁寧な作品です。 2018.8.1 | |||||
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