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11月は菊花の季節。 初期伊万里の次の候補は菊花文のお皿と思ってあちらこちら眺めておりましたが 「縁」 (と言うか、当方の諸都合に) あって、やっと手に入れることができました。 20弁の菊花の器地に如意頭文で囲った円に亀甲菊花を収めた初期伊万里です。 七寸皿で、裏面写真で見られるように立ち上がりが大きく深皿と言われるものです。 この意匠の初期伊万里には小木一良氏の 「新集成 伊万里」 掲載のものなど、 いくつかの類例が見られます。この手は外尾山窯で寛永年に作られた作品です。 裏は無文で、高台周りの巻線と古式の二重角福の銘があります。 2017.11.1 | |||||
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