染付 海辺山水図立縁皿
江戸中期 : 径24.8cm  高3.3cm

この皿の器形は立縁の八寸平皿です。
濃(ダミ)の濃淡を駆使した山水が描かれており、立縁には波濤文が施されております。
盛期の山水までの品格はありませんが丁寧な絵付けの中皿です。
このタイプの波濤文は中期から後期にかけて見られるものです。
裏は松ヶ枝を散らしてあり、銘は「太明成化年製」。
中央部に焼割れが口を開けてますが、際どく表には通っておりません。

私としては、なかなか良い作品だと思っております。
お気に入りの一枚です。

2017.10.1.
 




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