染付 梅花唐子文有刺輪花皿
江戸中後期 : 径20.8cm  高3.1cm

18世紀後半にそれまでの古伊万里様式とは別の流れとして現れた
新様式の作品群の一つである清朝風意匠のお皿です。
この意匠の特徴的なところは、
それぞれの輪花の中央にある突起であります。
有刺輪花皿と呼ばれています。

絵柄は表、裏ともに清朝期の唐物にみられるものですが、
伊万里の職人らしい大変丁寧な仕事がなされています。
型ものでしょうが中段に鎬風の陽刻も施されていて品格もあり
この様式を代表する上手の作品であると思います。

裏の銘も珍しいもので清朝作品の倣いと思われます。


2017.8.1
 




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