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古九谷の時期に見られる富士形変形皿です。 この型のお皿は色絵古九谷にも染付の藍九谷にも見られます。 見込みの絵はシンプルな海辺の風景ですが、成形は大変薄造りになっております。 この時期の薄造りの藍九谷には焼き歪によって反っているものが多いですが、このお皿も長手に反ってます。 厚手の初期から脱却して薄く軽い器を指向した時期だったのかもしれませんね。 私が藍九谷の変形皿で注目していることは 藍九谷の角皿の裏面の稜線がどれもピシッと折れ目を厳しく成形していることです。 薄造りだから必然的にそうなったのか、あるいは職人さん達の"こだわり"だったのか、興味深々。 裏面は生掛けの釉薬のムラや流れがあって味があります。 2017.3.1 | |||||
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