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江戸中期の笹徳利です。 当コレクションは染付磁器を網羅することも一つの目標でありますので 当然収蔵しなければならないものでありました。 この手の徳利と称される容器は日常的に酒とか醤油など液体を収容するものとして 明治以降まで作られ使用されたものであります。 その間、形状も絵柄も、サイズも様々なものが見られます。 今回の徳利は形状的に初期徳利からの変遷を感じさせるような気がして選定されました。 ささやかなコダワリであります。 それからまた「言いたい放題」になりますが、「笹徳利」の名称について思うことがあります。 一般的には「笹」の絵が描かれているから「笹徳利」と言うようですが、 以前この形態の容器で絵柄の異なるものも「ささ徳利」と呼ぶ人もいたような気がします。 それがどうも引っ掛かっていて考えていたのですが、「ささ」 は 「酒々」ではないかと思っております。 この形態の徳利の総称としての 「酒々徳利」 ですなー。 ネットでいろいろ調べましたがそんな説は見つかりませんでした。 したがってこれは 「言いたい放題」であります。 この徳利の撮影をしていて気が付きましたが、なんとハレーションが出ているのです。 このような雑器で ハレーション 云々など 「笑止!」 と言われそうですが、 「時」というものは上手であろうと下手であろうとキッチリと時を刻むんですね。 中期の証であると同時に興味深いものがあります。 そう言えば私の頭にもハレーションが・・・・ ( ハゲただけでしょ ! ) 2015.6.1 | |||||
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