染付 窓絵羊歯唐草文皿
享保年 径21.0cm 高3.2cm
江戸中期のお皿です。
この時期の特徴的意匠である環状唐花の見込みが印象的です。
縁周りの唐草は葉唐草かと思いましたが、葉唐草とは違って独特のものであります。
所謂、羊歯(シダ)唐草と呼ばれるものかと思います。
裏の唐草は縁線の描かれた上手の様式で、盛期に近い時期の作品であることが分かります。
銘は「太明成化年製」です。
総体的にいくつかの18世紀の古伊万里様式の特徴を具えた
典型的なお皿と言うことができます。
2013/11/1
唐草拡大
バックナンバー