古伊万里 雲鶴波頭捻文大皿鉢
後期 径39.0cm 高9.0cm

今月も古伊万里の大皿です。
このお皿は深さのある皿鉢と呼ばれるもので手取りの重いしっかりしたものです。

渦状に捻じられた区割の中に雲鶴と波頭文が描かれ間は小紋で埋められております。
特に雲鶴文が表情豊かに描かれており、存在感のある作品であります。

縁周りは有棘の輪花になっており時代の特徴を持っております。
裏は無銘ですが古作から使われる区割の特徴的な文様が描かれ縁周りの特徴と
併せて考えると中期から後期にかけての「新様式清朝タイプ」のお皿と言えます。


2013/6/1





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