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鹿のお皿がもう一枚ありました。 藍古九谷から延宝期にかけての過渡期の作品と思います。 デフォルメされた表現法で、生き生きとした動きのある、愛らしい鹿が描かれております。 藍九谷の動物達を見るたびに思うのですが、 脚の表現が素晴らしいですねー。 単線で見事に動きのある姿を決めてしまうのですから。 縁周りは大湖石を配した松竹梅、柿右衛門様式を感じさせるものであります。 裏の唐草は手抜きかなとも思いますが、この時期の作品に見られる 圏線は確りと回されているようです。 2012/12/1 | |||||
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