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今月は入手したばかりの初期伊万里の展示です。 長いこと待ちに待った初期徳利(花入) イメージ通り、希望通りのものにやっと出合えました。嬉しくて即展示です。 こうなったら手放しの親馬鹿でお披露目してしまいます。 実に初期らしい絵柄の草花に梅枝の伸びやかな線が秀逸である。 サイズも高さ 17cmで、実用にしても鑑賞にも丁度良い。 立ち姿の美しさ、胴から首、口にかけてのラインは初期徳利独特のラインで大変美しい。 このラインに拘っているからこそ首や口の部分に直しのないオリジナルのものが欲しかったのです。 本品は口の部分に釉薬のみのヘゲがありますが、ほぼオリジナルの状態なのが嬉しい。 底から胴の下部に渡ってニューがありますが、鑑賞に支障なし、 私にとってまったく問題はありません。 ところで、通常この手の瓶状の品は徳利と称されておりますが、 今回手に入れて洗浄をした際に水を入れて試してみました。 胴の割りに首口が細く小さいので、大変出が悪い、 更には口が水平近くまで開いているので水が散ってしまって、実用徳利としては不向き。 お神酒徳利または花入れとして使用されたのではないかと思われます。 最後にこの作品を手に入れて強く感じたことを記しておきます。 望みの物があるときは、諦めない、妥協しない、でひたすら辛抱すること。 それから、行動すること。今回は特にこれを探して動いていた訳ではないが、 旅行先の近隣に以前ネットで取引した古美術商さんがあるようなので 探し当てて挨拶だけでもとお伺いしたら、偶然そこで出会えたのでした。 2012/8/1 |
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妖艶なウナジ・・アゴ か〜 |
愛らしいオチョボ口 | ||||
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