途中で止めるつもりで読み始めたのですが、最後まで一気に読みました。
今の世の中で1番病んで居るのは誰か…がわかります。
交通事故に遭った母娘。
母の体は死んだが、その魂は生きていて娘の体の中に蘇ってしまった。
その状況で夫婦は、父娘は、どう生きていったら良いのか?
いろいろな結末を考えましたけど、ラストはそのどれでも無かった。
上手いとしか言いようの無いストーリーですね。
でも、もう1度受験はしたくないなあ・・・
1日を9回繰り返してしまう青年が、その日に起こった殺人事件を防ごうとするが、その度にまた思ってもみない展開になってしまう。
不条理ものですが、けっこうドタバタで楽しい。"オチ"が笑えます。
超大物芸能人の突然の死。その結果起こった様々な波紋、影響、ドタバタを描く。ワイドショーが亡くなった芸能人を取り上げてコメントを集めまくるのは、怨霊信仰の流れからかもしれない…って面白い
北村氏の選んだアンソロジー。
「特別室」はそのなかで入手しにくいものを集めた短編集。
けっこう読んだ作品もあったのですが、私は見事に忘れていました。
RIKOシリーズ。若くてハンサムな独身刑事ばかりが殺される猟奇殺人事件。
「被害者の共通項探し」という私の好きなパターンなんですよ。
この方の世界作りは慣れた世界だから楽に入れていいわ〜
山奥の小さな村で起こった連続怪死事件。
上巻は謎がいっぱいで楽しかったのですが、下巻は苦手でした。
ホラーは苦手です、やっぱり。
平安時代、京都で起こった若い女性の連続怪死事件。
事件の裏にいるのは時の皇太子か? それとも宮中の陰謀か?
その謎を女房が解く話です。
ややこしくて判らなかったです…すみません。
横溝正史賞受賞。単純に見えた交通事故の裏には隠された目論見があった。
前半はぎっしり詰まって面白いのですが、後半息切れ。
残念でした。
「人間が燃える」などと言う不可解事件の謎を、物理学部助教授が解く連作。
ここまで聞くとビビリますが、そんなに難しくないので、パズルとして楽しめます。
そのまま"雪の山荘もの"(^^) 面白い!
でもカバーがフェアじゃなかった〜
人が生きていく上での、ちょっとしたおかしさに注目した生活喜劇。
ほのぼの楽しいです。
「天下の悪妻―越前藩主松平忠直夫人勝子」(中島道子)河出書房新社 |
忠直は結城秀康の次男。勝子は秀忠の三女。
この忠直と言う人は狂気に走って改易、謹慎、配流となった藩主です。
この作品では、忠直事件を夫人の視点から冷静に描いています。
ここでいう「悪妻」は、「政治家」と言う意味かもしれません。
ちなみに結城秀康は家康の次男ですが、実子ではないと思われていたようです。
そのためにいろいろ不満があってキレてしまったんでしょうね。
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