花塚農場の栽培(減農薬栽培の除草剤散布)


 

 除草剤散布は田植えが終わってだいたい10日後くらい、ヒエの成長度合いを観ながら行います。散布するときは、吸い込んだり、肌に付着しないように注意します。それが不十分だった場合にはかぶれたりしてしまいます。そのような危険な農薬を大量に使う農業に疑問を感じ1989年から他二戸の農家と無農薬の米作りの取り組みを開始しました。大潟村は日本海に近く、また遮るものが少ないので絶えず浜風が吹き、米作りには最大の敵であるイモチ病の防除が必要ないことを学びました。また農薬のヘリコプター一斉散布中止を農協に働きかけ、実現しています。

 全面積20haの約4分の3で、除草剤を田植え直後に1回のみ使用する減農薬栽培をしています(殺虫剤は使用しません)。使用する除草剤については、環境問題の先生に成分の毒性、土壌中及び水中での残留性、野生生物に対する影響、作物への残留性の項目について調査を依頼(報告書名 「除草剤の毒性、環境への影響等に関する文献調査報告書」 )、学習し、効果、環境への配慮等検討してます。

 2000年度実績ではザーク(写真)を使用しました。

 

 どうせなら徹底的にこだわろうと種蒔きも殺虫剤を使用せず殺菌作用に期待して木酢液を使用しています。

 木酢液とは … 炭を焼くとき、カマから吹きあげる煙が、長いエントツをぬける間に冷やされて液化、その液を集めて不純物を除去したもの。天然のミネラル、ビタミン、有機酸が自然のままの状態で生かされています

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