ザッツ8 「複式簿記とデジタル」 簿記の世界にもアナログ的なところが 2001年2月14日

社会人になって初めて簿記の世界を知った僕は、簿記を発明した商人の知恵に賞賛の声を贈りたいと思っていた。この前、僕は「そろばん」と「デジタル」について考えてみたが、簿記の世界も「アナログ的」な面があると思う。ここでいう、簿記は「複式簿記」であることが前提である。複式簿記は、「借方(左)・貸方(右)」の「振替伝票」で、「取引」を二重に記録する簿記(僕なりの理解)である。複式簿記は、扱う対象が「数字である」ことのほかに、右・左が「2進法」である点では、デジタル化は簡単にできるのだろう。

僕が複式簿記の世界に「アナログ的」な面があるといったのは、右・左の「場所」(空間)が移動するだけで、「+」になったり、「−」になる考えは、「そろばんの桁の位置」と共通面があるということである。

 

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