ザッツ2 | 「デジタルは、新しい」との命題は、誤りではないか | デジタル的発想の歴史も古いよ | 2001年1月3日 |
「デジタル」の語源は、「デジット」(指)からきているそうである。一つ二つと指折り数えることらしい。だとしたら、人間が人間になったとき、自らが「他者」を認識したときにさかのぼると僕は思う。すなわち「俺のほかに、もう一人いる」と認識したときではないか。自分を1、他者も1ととらえたときだと思うが、どうだろう?「デジタル」は、数値化されたデータを意味しているらしく、確かに、パソコンは、すべてを0と1の信号で情報を管理する。
一方「アナログ」の語源は、「アナロジー」(似ているもの)からきているらしい。「あるものがあり、それとよく似たもの」らしい。これも人間が人間となっときにさかのぼるのではないか。すなわち「俺とよく似たやつが、そこにいる」と認識したときではないか。「アナログ」は、デジタルに対して、連続したデータを意味するらしい。僕は「デジタル」も「アナログ」も同じぐらい歴史は古く、決して、「デジタルが新しい」とはいえないと考えている。