コロの生活記録

2000年10月27日、ぶん&ぽちの度重なる育雛放棄の末に3羽兄弟として生まれたコロ
ですが、生後15日目にして餌をきちんと与えられず成長が遅れた状態で放棄されました。
他の兄弟は1羽はその時点で亡くなっており、もう1羽も次の日ふごのふたを開けたら☆に
なっていました。
生後15日目といえば、可愛い風切羽が生え始め手乗りにするためにそろそろ巣から取り
出す時期ですが、コロの場合は体は大きいものの全く丸裸の状態で見るからに成長が
遅れていました。
家族全員で何とか1羽だけでも助けたいと必死に挿し餌をし、食滞や後でペアになった
”たま”が持ってきた感染症などで私の長い鳥飼い歴の中で初めて小鳥を病院に連れて
行くという経験をしました。
コロの命は何とか助かったのですが、重い脚弱症という障害が残ってしまいました。
一生止まり木にも止まれず、籠の底で暮らすことになるのか?・・・と覚悟していたのですが
「籠の底で上を見上げているなんて鳥らしくない。」と夫が言い、止まり木に1センチ位の
間隔で溝を付けてくれた所、コロが必死に這い上がり足を広げながら踏ん張って止まった
時には感激しました。
たった1羽生き残ったコロが可愛そうに思い、ペットショップから迎えた”たま”と仲良くなった
時には”たま”が発情した時にコロの体は大丈夫か?・・・と多少不安を感じたのですが、
2羽の仲の良さにはとても心が癒されました。
体にハンディを抱えながら、2度の育児をこなし8羽の子の母になったコロですが、産卵の
度にカルシウム不足で飛べなくなることを繰り返し、ここ数日は自分で籠から出ることも出
来ず足場にしている皿巣の上で嘴が届く範囲に取り付けた餌を食べて過ごしています。
何とか元通りとまで行かなくても、籠の外で少し飛べる位には回復して欲しいと願って
コロの生活状態を記録して行きたいと思います。
ぶん&ぽちの育雛放棄に関しては、鳥の繁殖についての飼い主の知識の浅さが招いた
事であったと、ぶん&ぽち&コロ&☆になった雛たちにとても済まないことをしたと思って
います。

◎初めに




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