「このトラックの下に落ちているヤツは……!!助けるべきか?」
「『ダイバー・ダウン』」 「う…これは……」 「ウェザー、止めさせろォー――ッ!車を止めさせ……」 ドクシャアァッ 吹っ飛ばされる3人!だがクッションのような物に包まれている。 「『ウェザー・リポート』」「エアバッグを作った」 「ぐがっ」「がっ」 「ウェザー、おまえオレのことが見えてねーのか?」 「みんな無事かァ」 「体を分離させる事がてめーらの能力なんだなッ!」 「し……知らないよ」「ほんとにぼくは何も知らないんだ」 「でも別にいいじゃあないか……」 うるせー!!と言わんばかりにピノキオを叩くダイヴァー&アナスイ。 ビギビギに壊れていくピノキオ。心と体が一つに戻るアナスイ。 息巻くアナスイに静かに応えるウェザー。 「今のが攻撃というのなら……オレはこびとどもやピノキオとかいうヤツのことは良く知らないが」 「それほど遠くないところに敵とその能力の存在を感じる」 いまいち解からない、という顔をするアナスイ。 「知らん」 「うう…待って」 「おい、じいさん…口がまっ赤だぞケガしたのか?」 「よく聞こえないよォ〜〜〜わし…耳にいっぱい毛がはえてるから」 「指もケガしたのか?爪がわれてるぞ」 「ちがうよーーっ、助けてくれたあんたをしっかりだきしめて感謝するためだよォーー」 「ズボンのシリがやぶけてなにか出てるぞ…」 「助けてくれたあんたのズボンについたホコリをはらってあげるよー――っ」 「おい大丈夫か?口が耳まで裂けてるぞッ」 「そうさッ!おまえを食べるためにさあぁー――ッ」 じいさんが狼と化してアナスイに襲い掛かる!! アナスイの肩口にかみつく狼じいさん。 「お…おい見ろウェザー!!」 バスの中。目をつぶっているウェザー。やはり「心」の方は他人とのコンタクトができないらしい。ところでウェザーの向こうにいる女の子は……クリムゾンずきんちゃんかな? 『知らねー間にオレはバスに乗っていた……!!』
ボヘミアン・ラプソディ、もはや私が言う事もないかもしれませんが元ねたはクイーン『オペラ座の夜』収録曲からですね。『オペラ座の夜』はクイーンの中でも最高傑作と名高い1枚であります。 ここで能力がハッキリと判明。かつて自分が好きだったメルヘンに出会うと『心と体』に分離してしまい、その中の登場人物と化してしまう。この状況を打破するためには、自分が分離したキッカケとなったキャラクターを破壊すること。じいさんは赤頭巾の狼となってしまったが、アナスイは何になったのでしょうか?クジラかな(デケェ) 自分の意識が2つに分かれるのはどういう気分なのでしょうか?今回のアナスイの場合は心と体の両方にちゃんと元のままの意識が残っているので「分かれる」のではなく「2つ存在する」ということになるのでしょうね。どちらかが…というか肉体の方が死んだ場合は精神はどうなるか…?幽霊化。ホロウになっちゃうのかな(ボハハハーー)。 さて…このボヘミアン・ラプソディですがパニック系能力ゆえに本体を探すのがかなり困難だと思われるのですが、ウェザーが星の共鳴…私が名付けたところのウルトラ・フィールにより意外とアッサリと本体は見つけられるかもしれません。来週は体のアナスイを回収するところから始まるので本体探しはその後かな。でもウェザーもアナスイがいるのを確認してから(心のアナスイはウェザーには見えない)バスに乗れよぉ……。 ○分離した結果、どういう現象が起きるのかまとめてみましょう。肉体と精神に分離してしまうが両方に「意識」は残っている。恐ろしいことに分離した事に気付かずにそれぞれがそれぞれの行動をとる。肉体の方はスタンドがでないことに気付かない、精神の方は人とコンタクトがとれていないことに気付かない。○狼になったじいさんは精神?肉体?私が思うに精神の方は他人の精神も見える、ただし肉体の方は自分の精神は見えるが他人の精神は見えない。ウェザーがアナスイの精神が見れないこと、じいさんが自分の精神を見ていたことからの推察です。よって肉体のアナスイがコンタクトをとれたということは狼になったじいさんは肉体の方。 『次号、アナスイに更なる恐怖!敵の真なる狙いが明らかに…!!』
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