| D4Cの能力を考察してみよう!! |
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○Dirty Deeds Done Dirt Cheap(いともたやすく行われるエゲツナイ行為)の能力は「同じ場所に隣の世界を同時に存在させられる」 「違う世界へ行ける」この2つに集約できるでしょう。 ○「同じ場所に隣の世界を同時に存在させられる」という言葉をただ読んでみると何のことだか解らないが、起きた現象も複雑でよく理解できない。ウェカピポのエピソードとDioのエピソードは各所で齟齬(そご)があり、1つの合理的なストーリィーに達するのは無理であろう。ウェカピポのストーリィ−とDioのストーリィーがあるとしても、それが起きたのは基本世界であろうか?他の平行世界の出来事であろうか?結果的には、基本世界のジョニィが「ぼくを銃撃したのはDioとウェカピポ」と言っているから、ジョニィが下水溝へ逃げた時には「Dioとウェカピポが自分を撃って銃口を構えている」姿が見えたのだろう。 ○基本世界と平行世界の関係を下に表しておく。どうも、平行世界と基本世界では時系列がずれているようである。基本世界と比べて遅い世界、早い世界とあるようであるが、遅い平行世界から情報をえてここで何があったかを知ったり(第三者的にはサイコメトリーのような感じになる)する。大統領がルーシーの行方を知った時のことが例として挙げられる(SBR16巻 “#62 いともたやすく行われるえげつない行為”参照)。
○「違う世界へ行ける」というにも実は条件がある。と言っても、そんなにキツイと思えるような条件ではない。物体と物体との間に挟まれることで平行世界へ移動できる。アメリカ国旗のような薄くて軽い物体でもOKである。大きさについては不詳。 ◎Dirty Deeds Done Dirt Cheap(あまりにもアッサリと行われるド汚ネェ行為)はどういうシステムからか平行世界から意外と簡単に人物を引っぱり込むことができる。普通なら絶対出会うことのない隣りの世界の自分と出会うとどうなるか?上記にも書いてあるが、肉体が幾何学的な感じで次々と崩壊していき消滅していく。ある程度に接近しているとお互いが引きつき合って、ぶつかり合うように互いに消滅する。とんでもない肉体的損害を被ったように見えるが、どっちかが自分の世界に帰還してドッペルゲンガーが解消されるとダメージも回復されるようである。 ◎大統領自身が自分に出会っても、D4Cの能力によって何事も起こらない。それどころか、肉体と肉体が溶け合うように融合する。『遺体』がある基本世界が他の平行世界よりも優先されるため、基本世界の大統領に何かあった時は他の平行世界の大統領が交代する。交代してもどうやら思考がリンクもしくは同一となっているため何の不都合もない。交代した平行世界では大統領が死亡したのだからオオワラワであろうが…。 ◎D4Cの強さの本質は、次元を超越しているためにあらゆる追跡を不可能にしてしまうことと、見かけ上ではあるが不死身の肉体であるということである。 ☆Dirty Deeds Done Dirt Cheap(非常に簡単に行われる唾棄的行為)の豆ネタを少々。まず果敢にDioとウェカピポと接近戦をしているD4Cですが、パワーは人間並みかやや上回っている程度。何故なら虚をついてウェカピポを殴っているが、その後に彼は支障なく活動している(SBR18巻“#70 D4C その5”参照)。マン・イン・ザ・ミラー(MJに合掌、冥福を祈る)かムーディー・ブルースあたりのパワーでしょう。 ☆つまり、幾ら次元を跳んで敵の背後から近づいても真性近距離パワー型が相手では自分が繰り出した拳が相手に届く前に5〜6発反撃される危険性もある。しかし、平行世界から「同一人物」を引っ張り込んで消滅させるアタック・オブ・ドッペルゲンガーという一発逆転の策もあるので油断ができないのは確かである。 ☆『遺体』があるのは基本世界だけであるが、『遺体』により発現したはずのタスクやスケアリィー・モンスターズが『遺体』が無いはずの平行世界に存在している。これは『悪魔の掌』のおかげということに修正されているのでしょうか? ☆18巻が発売されています。パッと読んでこの巻に限って相違点がやけに目立つのは、このフィラデルフィア・シティの攻防は非常に解りにくかったので今までになく読み返しているせいかもしれません(普段の3倍ほど)。とりあえず下に羅列してみましたが、実はまだ細かいものがあったりします。ページ数を示さないのは容赦を。 ☆ルーシーのスタンドの名前は「チケット・トゥ・ライド(涙の乗車券)」でよろしいのでしょうか?ルーシーという名前が「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ア・ダイアモンド」が元ネタだと思うので、ビートルズ繋がりでOKかもしれません。まぁ、気に入っているので私が勝手につけた「白昆布」という名前も密かに使っていこうかと思います(笑)。 ☆「帰る所が欲しかっただけ…旅に出たら帰る場所が」…マウンテン・ティムの最期の言葉である。故郷に帰るのに意味がいるのでしょうか?「意味など要らない」ということを悟るために彼らは…そして我々はさすらっているのかもしれません。「我々はどこから来たのか、我々は何者なのか、我々はどこへ行くのか」とはポール・ゴーギャンの絵画のタイトルである。「身内はいなくてもフランスはおれの祖国なんです…故郷には思い出がある。どこへ行っても必ず帰ってしまうところ…」…これはポルナレフのセリフです。1つの回答となりえる心打つ言葉です。
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