「運命」とは「決定されている未来」であり、また「人と人との出会い(=重力)」のことである |
「運命(=未来)」はあらゆることが決定されているわけではなく、「結果」と言う「特別な瞬間(ポイント)」のみが決定されている。特に「死」に関しては決定されていることが多く、それを覆すことは非常に困難である。そして、結果へ到達するまでの「過程」はある程度の変更が可能である。 |
「予知」とは運命が決定していた未来をさらに「決定し直す」能力である。ただし、この「未来」は「一〇〇%当たるが予知能力者の解釈通りではない」こともある。これの理由としては「元々の運命との折衷」や「人の自由意志による努力」、「強運」などがあると思われる。 |
「運命」とは「人と人との出会い」であり、「出会い」とは「重力」である。何故、人と人は出会うのか?それは何らかの意味があるからであり、意味があるからこそ人と人は引き付けあって出会う。短い人生と狭い視野しかもたない我々がその「意味」を知ることは、通常ではありえないであろう。 |
「正義の道」を歩むことは「運命」か?ここで言っている運命が何を指しているかはハッキリとしてなく、漠然としている。言葉どおりに正義に運命が味方するかということに関しては、必ずしもそうではないだろう。「黄金の心」を持つ者が「最悪」に屈することもあるのだから。ただし、最後の神父に関して言わせてもらえば、「正義の道を歩まなかった」ことが運命に負けた敗因となっている…あの場面(ウェザー・リポートに神父が殺害されかけている場面)でのエンポリオのセリフは正しい。 |