−和名− 【公魚(ワカサギ)】 −英名− 【pond smelt】 −学名− 【Hypomesus trarspacificus nipponensis】 −分類− 【ニシン目 サケ亞目 キュリウオ科 ワカサギ属】 −地方名− 【アマサギ、オオワカ、コワカ、サイカチ、サギ、シラサギ、シロイオ、チカ、メソグリ等々】 オホーツク海側の北海道、日本海側では島根県より北、太平洋側では千葉県より北の、 各沿岸域や各汽水域に生息し、普段は表〜中層を群泳する海水魚です。 しかし、1〜3月の産卵期には河川へと遡り、砂や水草などに産卵します。 『あれっ?全国のダム湖にいっぱい居るじゃん?』 そりゃぁ、ごもっとも。檜原湖にも諏訪湖にいっぱい居ますねぇ。 けど、本来は陸封されたダム湖などには存在しない魚種だったんですよ。 しかし、淡水域への適応能力と高い漁業的価値から各湖への放流が盛んに行われ、 現在に至っては北海道から鹿児島県まで約100箇所の湖に存在するまでになりました。 放流によってその生息区域を伸ばしていった為、昔は在来の生き物を食べる害魚と言われ、 諏訪湖に移植した時など、重要漁種の小蝦(こえび)が全滅したと避難まで受けています。 現在に至っては冬の釣りの代名詞となり、完全に市民権を得ていますが、 放流開始当初にいたっては、現在のブラックバスと同じ様な境遇にあった訳です。 釣りのシーズンは、10月頃から2月末までといった感じでしょうか? 氷が張る前は屋形船やボート、そして岸からの投げ釣り等で釣りますが、 湖によっては、橋の上から釣り糸を垂らす光景もよく見られます。 シーズンも後半になり、湖に氷が張ればいよいよ穴釣り開始です。 氷上を移動し、穴を掘って魚探投入。反応が良ければ、テントを張っていざ勝負開始! 真剣に誘って釣るも良し、酒を飲むも良し、暇を見て鍋焼きうどんを食すも良し!(笑) まぁ一番は、酒を飲む暇も、食べてる暇も無いくらいに釣れてくれる事ですが(爆) ワカサギ釣りは、腕の差がハッキリと出る釣るだと思います。 棚の取り方、アタリの取り方、そして手返しの早さしだいでかなりの差が出ます。 それだけに、上達した時の喜びを味わえますよ〜(≧▽≦) ちなみに檜原湖では6億粒以上卵が放流されますが、1〜2年で殆ど釣り尽くされるとか。 そんな勢いで釣りまくっているのに、『バスのせいで釣れねぇ』などと言われてもねぇ。 |
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