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少尉
昭和40年5月生まれ 青梅市在住


実はト○タの元メカニック。昔乗っていたハチロクへの思い入れは、いまだに
あるらしい。(トレノのノッチバックモデル)カワサキのバイクも大好きで、
好きなライダーは?と聞くと「アントン・マンク!!」と答える渋好みだ。


いままで乗ったバイク(赤色は現在も保有)
カワサキZ250FT→カワサキGPZ400R→
カワサキ350SSカワサキKLX250SR

いままで乗ったクルマ
トヨタスプリンタートレノ→BMW528e→アルファロメオ156 TS
アルファロメオ ジュリアクーペ GT1600 JUNIOR

 少尉のアルファロメオ ジュリアクーペ GT1600 JUNIOR購入顛末記

NEKO.jpg
ガッタメラータの猫にゃー 名前は知らないにゃー。


 去る2003年4月15日、アルファディの申し込みを終えて家路を急ぐ少尉&156。だが、
なんという運命の皮肉であろうか、信号無視の軽自動車に側面衝突され、156は
哀れ廃車の憂き目に…。それから3ヶ月弱。不死鳥のように甦った少尉のアルファ!
その勇姿を見よ。
GT1600Jr2.jpg
乗る前のチェーック中の少尉

ノルドに乗るど!

 三階級特進!なイキオイでいきなりノルド!しかも105系とはなんとまぁ。
来てます。もう後戻りはできません。(他人事だけど)生き急いでますねー。素晴らしい!

 車種としては1974年型のアルファロメオ ジュリアクーペ GT1600ジュニア でし。
いわゆる段付ではなくフラットノーズというヤツ。これはこれでカッコいいですね。
(ホントは私はジュリアでは最後期の2000GTV系の顔が一番好きでし。
あのグリルと一体にデザインされた歯車みたいなアルファの盾がたまらん!
人気ないけどな。私が好きなだけに。)

 オリジナルデザインはベルトーネ時代のジウジアーロですので、
これで私と少尉とはベルトーネ兄弟というわけです。いやん。

 しかし、ご家族から『4人乗れなきゃダメ』といわれてこの選択というのは
私に言わせると詐欺に近いと思われるのですが、いいんでしょうか?
これなら現行GTVでもかまわないのでは?と思ってしまいます。
マジで後ろは座れないゾ。シートベルトもイナーシャ式じゃないので座るのも結構大変だー。
 少尉いわく2+2ではダメなんだそうです。
そっかー?やっぱりGTVだろ!96年型の2.0V6ターボがいいのにぃ!
(いや私が欲しいものでスンマソン)

甘い奸計

 思い起こせば、アルファディのパーティーでガッタメラータの方と
一緒のテーブルになったのが運のツキというのか天啓なのか、
はたまた主催者側の粋な?はからいなのかはわかりませんが、
運命の歯車をグリッと廻してしまったのは事実のようであります。
しかしアルファロメオの運命の歯車って1速にシンクロメッシュが付いていないカンジ。
ちゃんと2速を通して入ったんだろうな?運命の歯車は。後が怖いぞ!

GT1600Jr1.jpg
コレが手を入れる前の状態
 
クルマ的には30年落ち近い!とは思われぬボディの良さ。
ガッタメラータものとしてはおそらく並の状態と思われますが、
オールドアルファ=サビの図式が出来上がっている人間から見ますと脅威のコンディションです。
(とかいっても私らだって雑誌とかで訊いているだけで実際に錆び朽ちてゆく過程の
アルファを見たわけではないものなぁ。これも雑誌の弊害かも)
長期在庫車とのことなのでエンジン・ミッションは取り外されていましたけれど、
これにエンジン・ミッション・足まわりがオーバーホールされて仕上がってきたというわけです。
以前のオーナーさん、大事に乗ってくれてありがとう!!

ENGINE.jpg
 エンジンルームの写真 
双つのカムの膨らみは何でもできる証拠なの(はぁと)
手前の茶筒はエアクリーナーでそのむこうがキャブレター。
もちウェーバーよ。たぁしか標準だと径は40Φだっけかな。



 乗った感想

 で、7月6日にテストドライブに奥多摩へ、テストといってもクルマのテストもあるけれど、
乗り手のテストでもあったと思いマス。細かい不具合(不具愛?)もありますが、
エンジン・足回り・ミッションはさすがに好調のようでした。以下、助手席での感想など…。

 乗りごこちは硬いわけでもないので特に問題なし。ただしポジション的にはシートが低く、
足を投げ出した格好になるうえにフロアが前下がりなので長距離は辛いかも?
最後はシートを前に出して体育座りぎみにして足を組み替えて様子を見ていました。
後席の環境については私は何もいいたくはありません。しかし、早い!
ガッタメのメカさんが運転して圏央道の合流で加速したときに、
軍曹のKaでは追いつけませんでした。3500回転以上回すとすごくいいオトしますねー。


 裏話

 アルファディが5月の10・11日でー、次の日曜日にガッタメに行ってー、
社長の鈴木さんが日曜日にはいないというので22日ぐらいにクルマを見せてもらってー。
いろいろ考慮して(基本的には保険のお金しだいということでその線であれこれあったようです)
5月の末あたりには買うことを決めておりましたのよ。このヒトは!!早っ!
 私がBX買ったときには『そんな買い方するヤツはいねぇ!』とかいってたよなぁ。
(私は一回だけ深谷に行って決めて帰ってきました。バイクで行ったっけなぁ)
 即断即決が当倶楽部のモットー。ということでいいのかしら?皆の集!?


 わかりやすい解説

 ガッタメラータ
 日本のアルファロメオ専門店の草分けである鈴木 康平さんのお店。
鈴木さんは日本のアルファロメオの販売権が変わるたびに移籍して
ずっとアルファとともに歩んできた方。
91年に自分のお店を立ち上げられました。
お店の名前はかつてアルファロメオの工場があった通りの名前から採られていまして、
フェラーリでいえばマラネロ、ランボルギーニでいえばサンタアガータに相当するでしょうか?
シトロエンのお店でもジャベルという名前のお店がありますよね。
ちなみにアレーゼも似たような由来からきています。
 ガッタメラータというのはイタリア語でまだらのある猫のことを指し、
(ガッタ=キャットでし)これはヴェネチアの傭兵隊長 エラズモ・ダ・ナルニの渾名なのです。
このお店が家の近くにあったことが、少尉の運命を大きく変えちゃいました。



 ノルド
 1968年に当時国営企業であったアルファロメオは、イタリア南部の地域振興のため、
従来北部に集中していた自動車工場を南部にも作る決定を下します。
こうして作られたのが南のアルファ=アルファスッドですが、
このため従来からのミラノで作られたアルファをノルド(北)と呼ぶようになりました。
(モビルスーツとノーマルスーツみたいなもんか)この南進計画は様々な理由から失敗に終わり、
アルファロメオは財政難に陥ってしまったため、
ノルド好きの人がスッドを見る目は非常に冷たいものとなっています(笑)
でも、オレはスッドが大好きさ!