超ナポレオン戦記 |
とりあえず任天堂から出たGBA専用ゲーム「ナポレオン」について、ゲームに割と近いノリで語ってみたいと思います。
ゲーム説明
「リアルタイムウォーゲーム」とパッケージに書かれてます。昔ファミコンであった名作(名作かよ)『ナポレオン戦記』が微妙な角度で超進化したよーなゲームですか。わかる人だけわかってくれ。コホン、面クリ型のシミュレーションですね。プレイヤーはナポレオンを操作してチョコマカ動く自軍に命令を出し、敵を倒していきます。主な駒は以下の通り。
種類 | 特徴 |
ナポレオン | こいつが自軍ユニットに重なると命令できます。つまりはカーソルというわけです。カーソルなので攻撃能力はありません。なのに攻撃されるとダメージを受け、死にます。ナポレオンが重なってるユニットはBボタン連打で回復するのですが、最前線でそれやると集中砲火を喰らってポックリ。 |
指揮官 | 名前の付いてるキャラはこの身分で出ます。とても強いので軍の中核となり、雑魚ユニットを率いて戦えます。死んでも一定時間経つと復活します。また、各指揮官にはそれぞれ特殊能力があります。 |
雑魚 | 歩兵とか騎兵とか砲兵とかガーゴイルとかの一般兵科です。いくら指揮官が強いといっても多勢に無勢。こいつらを巧く活用しましょう。尚、敵基地の占領は、歩兵や装甲兵じゃないとできません。 |
特殊兵科 | 巨大砲台や軍艦とか。巨大砲台はマップ兵器みたいなもので、デッカイ爆発に巻き込まれたユニットは即死です。ただし目標指定〜発射〜弾着までに凄いタイムラグがあるので考えて撃ちましょう。軍艦は、占領船と攻撃船の二種類。名前の通りの用途に。 |
怪物 | 一部のマップでボスキャラとして登場。「これは一体何のゲームだ」と思うほどアナーキーな連中で、その攻撃能力は一撃で指揮官をも絶殺するほどに強力。やってられませんが各々弱点があるらしいので頑張れ。 |
こんな感じ。戦闘開始直後は大急ぎで雑魚ユニットを召集して指揮官に配属させ、敵主力部隊を攻撃し戦力を粉砕。しかる後に歩兵部隊を派遣して基地占領。怪物がいるときは全戦力を糾合し、死ぬ気で攻撃という流れになりますかね。まあ、コミカルタッチで破天荒なゲームですが、とてもよくできています。GBA初期に出たゲームで一番面白いと一部で言われているだけのことはありそうです。難易度も序盤は大して高くないですし、やってみて損はないかと。
主な登場人物
なまえ | せつめー |
ナポレオン・ボナパルト | 沈着冷静。あっさり皇帝になりよった。戦闘では攻撃能力を持たない上に、各部隊に指示を出すカーソル扱い。 |
アレッサンドロ・インザーギ | 士官学校時代からの親友らしい。熱血漢の力押し馬鹿。私は主力にしました。 |
ルイ=ニコラ・ダヴー | 士官学校の鬼教官。渋い。使えます。「根性みせろー」 |
ジョアシャン・ミュラ | 伊達男。きざ。微妙に使えなさげ。「そうだろ?」 |
ジャン・ランヌ | 関西弁。 |
ジヌディーヌ・オージュロー | 渋い一匹狼。単体の戦闘力はかなり高い。 |
ルイ=ガブリエル・スーシェ | ナポレオン専用薬箱。ちなみに女。 |
こんなメンツで戦ってます。次は敵さん。
なまえ | せつめー |
マダム・タソー | 蝋人形師のババア。 |
アーサー・ウェリントン | イギリス陸軍少将。鉄の意志を持つ計算高き知将(取説より) |
ホレイショ・ネルソン | イギリス海軍少将。数々の戦いで、片目と片腕を失う。常に強い相手を求めている(取説より) |
こんな奴等が敵みたいです。他にジャンヌ・ダルクとかノストラダムスとかアレキサンダー大王とかが出てくるらしいです。まっとうな歴史シミュレーションだと思っていた俺のピュアな心を返せ(お
第一壊:反革命軍鎮圧戦…だけじゃ終わりませんでした編
(公式ページで見られるリアルタッチな顔グラを思い浮かべながらお読み下さい)
ナポレオン:さて、インザーギ。俺達は今回南フランスのヴァンデ地方へ反革命軍を鎮圧しに行くことになった。
インザーギ:おう、また貴族共か。いい加減諦めりゃいいのにねえ。時代は変わったってのによ。
ナポレオン;うむ。我々は自由を護るために貴族達を倒さねばならないぞ。
インザーギ:後年独裁者になりやがった奴の言葉とも思えねえな。
ナポレオン:…コホン、まあ、行くか。
ダヴー:ジャジャーン!(効果音)ウォッホン!待つのだナポレオン。実戦に臨む前に、まずワシが初心者のためにも戦い方をレクチャーして……。
ナポレオン:あ、チュートリアルめんどいから飛ばしますよ教官。
ダヴー:…ワシはもう必要ないのか。
(1話「友と老兵」終了)
インザーギ:じゃー行くかー。お、途中に敵の砦が。
ダヴー:せめて、最初だけでもワシに手伝わせてくれ!(ゲームそのままです)
ナポレオン:…教官一人で勝っちゃったよ。
(2話「進撃」クリア)
インザーギ:よし、次だ。…って寒いな。雪の中か。
ナポレオン:割と本格的な実戦はここがはじめてだな。よし、行くぞ!
(3話「雪の中の戦い」あっさりクリア。ここでランヌ参戦)
ナポレオン:ここまでは快進撃だな。
インザーギ:そろそろ敵の本拠地だぞ!
ナポレオン:って、何故こんなとこにウェリントンが居るんだよ!!
ウェリントン:よく来たなナポレオン。イギリス陸軍の力を見せてやろう。
インザーギ:よりにもよって強敵じゃねーか。だが負けねえぞ。進撃!
ナポレオン:いいぞ、雑魚はあらかた排除したぞ。
ウェリントン:やるな、フランス軍。…ン?私と交戦中のインザーギに重なってるのはナポレオン?撃てー!アレを撃てー!
ランヌ:ナポレオンはん、迂闊に前線に出てくるから……。
(ナポレオン、ウェリントンを目の前にしてあえなく戦死。リトライ)
ナポレオン:…不覚だったな。だが、今度はこうはいかぬぞ!行け、インザーギとランヌ!
インザーギ:徹底して後方に居座ってやがるな…。
(ウェリントン撃破。4話「鉄の公爵」クリア)
ウェリントン:…はっ!?こ、ここは…いったい?私は、何を!?
ナポレオン:ふざけているのかお前は。
インザーギ:ズルいねー、大人は。
ウェリントン:違うんだ!これは、あの女、タソーのまやかしだ!
ナポレオン:タソー?だれだそれは?どうやって貴族とイギリス軍をあやつっていたんだ?
ウェリントン:わからん…気がつけば、この有様…何がなにだか…そういえば不思議な石の謎を調べていたような。その石があればフランスを滅ぼせると言っていたぞ。
インザーギ:オカルトかよ。
ウェリントン:聞いてくれ…われわれはこの戦いを望んでいたワケではないんだ!急いでイギリスに戻らねば…。
インザーギ:言い訳がましい。ズルいねー、大人は。
ナポレオン:いや、いいだろう。お前はこのヨーロッパの未来に必要な男だ。
インザーギ:後年敗北した男の言葉とも思えねえな。
ナポレオン:…インザーギ、こうやって雪山を歩いているとあの時のことを思い出さないか?雪山での戦闘訓練だ。
インザーギ:ああ、昔士官学校で雪中行軍で遭難しかけたことがあったよな(外伝1「熱血の男」)。
ナポレオン:誰のせいだ。
インザーギ:スマン、俺のせい。…まあ、ともかく先を急ごうぜ!
ばばあ:ようこそフランスのイヌ共!
インザーギ:なんだこのババアは。
ナポレオン:お前がタソーか。何をたくらんでいる。
タソー:私はもう一度フランスに革命を起こす。ついに…ついに私は巨大な、神の力を手に入れたのだ!
インザーギ:病院行け、病院。大体ウェリントンも帰っちまったぞ。
タソー:それはどうかな?どんな大軍でも神の力に勝るモノか!見るがいい、ロゼッタストーンによりよみがえる神の力を!
インザーギ:な、なんだアレは!火ィ吹きながらこっちへ向かって来るぞ!
ナポレオン:なんであんなバケモノが居るんだよ!この世のものとも思えん!
インザーギ:って、ナポレオン!いくら珍しいからって見に行くな!…あ、殴られて死んだ。
(ナポレオン、怪物に近づきすぎてあえなく戦死。リトライ)
ミュラ:ダメだねー、そんなことじゃ。こういうデカブツは後ろから攻撃するのが常道ってもんだ。そうだろ?
ナポレオン:ミュラ!来てくれたのか!
(ミュラのがんばりで怪物撃破。5話「魔女」クリア)
タソー:ま、まさかこんな…だが、この石ある限り何度でも…ん?砕けてるゥ!?ロゼッタストーンが…神の石が…。
ミュラ:はかないねえ。そうだろ?
タソー:こうなれば、エジプトだ…最後のロゼッタストーンを手に入れねば…。
インザーギ:あ、逃げた。
ナポレオン:あの女を捕らえるまでは作戦も終わりそうにないな。すぐに我々もエジプトに向かうぞ。
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