音楽について(2000年)
久しぶりにCD購入
今日は、福岡県庁に行く用があったので、帰りに天神によってヴァージンメガショップで大量に仕入れてきました。
NEIL YONG/ROAD ROCK VOL1
 昔の仲間とやったライブ。それが懐メロにならないのがこの人のすごいところであり、まだ現役な所。偉大です。
AJICO 波動
 もとブランキージェットシティの浅井健一が、UAと組んで作ったユニットのシングル。力作です。ヴォーカルの表現力は、すごいです。
VARIOUS ARTIST SOUPSONGS LIVE
ロバートワイアットの作品をジュリー ティペット、フィル マンザネラ、ディディエマレーブが演奏したライブです。
CLUSTER/SOWIESOSO
まだ聞いてません。次作がすごくよかったので、とても期待してます。しみ出るよさ。
KING CRIMSON/HEAVY CONSTRUKTION
また、クリムゾン買ってしまいました。感動の日本公演のまえのヨーロッパ公演のライブです。
GENTLE GIANT/IN'TERVIEW IN CONCERT
名作プレイングフール期のニューヨークでのライブ。まえに買ったイタリア公演のよりももっと脂ののったすごい時期のライブです。
GONG/LIVE 2 INFINITEA
ゴングの2000年のライブです。まだまだアレン爺さん、ジリおばさんといっしょにがんばります。
さあ、聞くぞぉ!!でも、いつ聞けるんだろう??
(2000年12月15日)

悟り?開き直り?
 U2の新作を聞きました。SATORUさんに勧められたからです。あまり期待しないで聞いてみるとびっくり!!これがいい!すごくいい!何か力が抜けて、素直に演奏している。たしかにいろんなことを取り込んでいるんだけど、とても安らかな気持ちになる。
 実験作のあとの傑作・・・
QUEEN[WORKS]
BEATLES[SGT.PEPPER'S LONELY HEART CLUB BAND]
または、[ABBEY ROAD]
ROLLING STONES[BEGGAR'S BANQUET]の境地なのか。
 それとも、ポールウェラーのように達観してすごくよくなった例なのか?
 開き直ると、すごくよくなるものなのだが、自分自身を見つけたということなのか?
 そうおもうと、IN THROUGH THE OUT DOOR以降のLED ZEPPELINの音をどうしても聞いてみたかったな。
                                  (2000年11月6日)

腐ってもペイジ
 JIMMY PAGE&THE BLACK CROWESのLIVE AT THE GREEKを購入。もともとTHE BLACK CROWESは、南部音楽をしっかりと受け継いで、ちょっとFACESぽい音楽を奏でるバンドだし、ヴォーカルも力があるので、ペイジとするのは適任かもしれない。
 やっている曲は、
(DISC1) 1 CELEBRATION DAY 2 CUSTURD PIE
3 SICK AGAIN 4 WHAT IS AND WHAT SHOULD NEVER BE 5 WOKE UP MORNING(B B KING)
6 SHAPES OF THINGS(YARDBIRDS)
7 SLOPPY DRUNK 8 TEN YEARS GONE
9 IN MY TIME OF DYING
10 YOUR TIME IS GONNA GOME

(DISC 2)THE LEMON SONG 2 NOBODY'S FAULTS BUT MINE 3 HEARTBREAKER 4 HEY HEY WHAT CAN I DO
5 MELLOW DOWN EASY 6 OH WELL(FLEETWOOD MAC)7 SHAKE YOUR MONEY MAKER
8 YOU SHOCK ME 9 OUT ON THE TILES
10 WHOLE LOTTA LOVE 11 IN THE LIGHT
12 MISTY MOUNTAIN HOP
 
以上の曲である。自分たちは、「渋い曲を聴いたんだぞ。こんな曲を初めてやったぞ」みたいなちょっと鼻についた態度が見えるものの、聞いていると引き込まれてしまう。ペイジのギターソロは相変わらず下手なんだけど、やっぱり素晴らしいし、ヴォーカルのクリスロビンソンもよくやっていると思う。表現力ではプラントより劣るが、シャウトもいいし、スピード感もあるしいいなと思う。
 ただ残念なのは、まあ当たり前なんだけど、ジョン ポール ジョーンズと、ジョン ボーナムがいないこと。ベースとドラム、よくやっていると思うんだけど。あの人たちとは比べようがない。
 でも、ペイジである。相変わらずどん欲である。もう56歳、もうそろそろ定年なのに。
 SHAPES OF THINGSは、あまりにロッドのイメージがすごすぎてしない方がよかったかな?若いころのロッドは、すごすぎるから。

アシュラテンペル

ネットのおかげで、今までよく知らなかった素晴らしい音に出会うことができた。昨年は、マグマだった。何でこんなすごいものがあるんだと心がたぎった。ものすごいベースとドラム、激しいヴァイオリン、何か不思議な歌。それと、圧倒的な存在感!!なんだ〜!!これは〜!!という感じである。
 今年は、ジャーマンの年にしようといろいろ聞き始めたが、アシュラテンペルである。ファースト、セカンドと結構よかったが、何かえんえんと唸っているような演奏が続き、知らないうちに引き込まれるような感じだった。でも、のめり込むまではならなかった。しかし、INVENTIONS FOR ELECTRIC GUITARを聞くと世界が開けた。なんて大仰な題名。リーダーといっても一人なんだが、マニュエルゲッチング、自分の作品にギターのための発明なんてつけるなんて。でも、聞いてみると大げさじゃない。その通りだった。ギターだけで作られる音、簡単な設備の中で夢の中でふわふわと浮いているようなすてきな音の数々。曲も長いんだが、いつまでも続いてほしいと思うほどの宝石のような音が続く。何で、こんな素晴らしい音楽が今までメジャーじゃなかったのか?どうして今まで自分はこの音に出会わなかったのか?と悔しくなる音楽。
 そして、今年出た、アシュラテンペルのクラウスシュルツとの競演。ジンローズと2年前のフレンドシップ。このバンドも30年近く続いているバンドなのに、しっかりと今を生きている音を出している。感動的な音の連続、心地よくてしかも素晴らしいセンスの音が続く。
 ロック史に残るバンドなんだ!!しかも、現役ばりばりの。
 そして、このごろやっと手に入れたNEW AGE OF EARTH。INVENTIONS FOR ELECTRIC GUITARの次作。相変わらず大仰な題名だが、この題名に負けない素晴らしいもの。とくに、一曲目のSUNRAINは、もっともっと多くの人に聞かれるべき曲だと思う。今回作は、ギター中心じゃなくて、シンセ中心だが、ミニマルというのか連続したリフの繰り返しがどんどん心地よさをつくりだしていく。
 まだまだ聞いたことがない素晴らしいものってたくさんあるんだ!!いくらお金があってもたりない。
                                (2000年10月29日)

リストラとロック
 自分は、公務員のために民間の企業の人の苦労はあまり知らないので、暴論になるかもしれないが、前、邪外さんが「言い切ることも大切です」とかかれていたことをおもいだして、このテーマについて考えたことを書くことにした。

 リストラについてである。「企業全体のことや業界のことを考えて、リストラもやむなし」という声は強い。確かに、それが現実なのかもしれない。しかし、リストラとは、すべて経営者からの視点から語られているのではないか、アイデアを出し、いろんなことに取り組んできた働いている人の視点から、リストラについて語られているのだろうか?その場にいる人や携わっている人の他は評論家的な見方をしてしまうのだが、「働いている人一人一人」とまではいかないにしろ、もっと働くものの視点から考えていきたいと思う。
 だって、自分だっていろんな仕事に誇りを持って取り組んだり、いろんな苦労をしながら取り組んだりしているが、もしもこれが文部省の意向で全部つぶされることがあったりしたら、とても悲しいし、怒りを感じる。
 そんなときに、「教育全体がおかしくなっているから」とか言う一般的なな意見をかぶせられ、自分の職を奪われるのなら、いくら転職先が用意されていても悲しいし、怒りを感じる。
 今、リストラの名の下に、首を切られていっている人も同じような気持ちじゃないのだろうか?でも、全体的に社会が「それも景気回復のためにはやむなし」ということで、自分の気持ちを押し殺している人がたくさんいるんじゃないか。それこそ、「滅私奉公」じゃないか。もっと一人一人の気持ちを大切にできる世の中になってほしい。自分のクラスの親や、自分のクラスの子がそんなことになったらとても悲しい。だから、「甘い見方だ」と言われようと、「民間のことをよく知らないで」と言われようと、かんたんに首を切るなと言いたい。
 何で、ロックとつなげるかというと、自分はロックを「自分のことを聞いてくれ」という気持ちをいろんなやり方で表現するものだと考えている。「自分はこう生きているんだ」というふうに。時には、メジャーのレコード会社と戦い。時には、メディアと戦い。自分と戦い。その誠実な姿に心を打たれてきた。「ヴァージン対オールドフィールド」「EG対クリムゾン」「変化を望まないファン対若き日のディラン」いろんな戦いで自分はミュージシャンの方を支持してきた。確かに、戦い方はかっこわるいかもしれないし、おかしなものをあるだろう。でも、「自分のこと(誇り)を守りたい、自分の表現を守りたい。」というのは、とても素晴らしいことだと思う。時には、迎合するのも生きる道なのだが、「自分自身」が奪われそうなときはやはり戦わないといけないと思うし、そんな気持ちで戦っている人を応援したいなと思う。だって、大手に迎合したり、マスに迎合した音楽ってつまらないでしょ?
 そういうことです。自分が、リストラという言葉に嫌悪感をおぼえるのは・・。
                                 (2000年10月3日)

生まれた日のビルボード
 自分が生まれた日のビルボードのbPは、スティーヴィーワンダーのフィンガーティップス。
この人も芸歴が長いですね。うちの連れ合いは、確かEIGHT DAYS A WEEKがbP。何となく好きな人が一番でよかった。それがどうしたのという気もするが、そんなこだわりがおもしろい。
(2000年9月23日)

音楽?音苦
 自分は、小学校に勤めているので、当然音楽を教えるのだが、いつも思うのは「音楽」が「音苦」になってしまってないかということ。楽しい音じゃなくて、苦しい音のような気がする。日本は、ここまで音楽のカリキュラムがしっかり出来ているのに、音楽が定着してないような気がする。沖縄の島唄とか、ゴスペルとか、ソウルとかは、学校で習った音楽じゃないはずだ。学校で教える音楽は、インテリ音楽や白人至上主義の音楽だし、何か音楽が近くにない。だから、演歌(素晴らしいのもあるが)のように同じような演奏や歌がいつまでも聞かれるのではないか?「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」じゃないが、あんなに年を取ってまでも音楽を愛することが出来る子どもたちをたくさん育てていきたいものである。
(2000年9月14日)

ロックで人生を学ぶ?
 すごく大きなテーマだが、長年ロックを聴いていると、アーティストの生き様や背景をから人生の教訓にすることが多い。
 ニールヤングからは、「障害」者と共に生きること。
 ビートルズからは、「愛し合いすぎることが時には憎しみに変わる」
 ビーチボーイズからは、子どもたちに期待をかけすぎてきた親がその子とその 後どうなっていくか。
 ロバートフリップからは、学び続けること。
 ピーターガブリエルからは、自分に誠実であることのつらさ
 キッスからは、自分のペルソナを演じ続けること。
 まだまだあるぞ・・。
(2000年9月8日)

今時のロック
 自分はずっと洋楽を聴いてきたので、今でも新しい音楽を求めていきたいとは思っているのだが、どうも今の流行の洋楽についていけない。RADIOHEAD,RAGE AGAINST THE MACHINEとかはとても好きだけど、ブリトニースピアーズとか、ラップ・ヒップホップ系のアーティストとか、ソウル系の人とかどうも受け入れられない。MTV(270),SPACE SHOWER TV(265)もつい洋楽の所じゃなくて、Jポップのコーナーばかり聞いてしまう。このごろいいなと思うのは、日本の人が多くて、MUSIC AIR(271)の昔の人の映像とか見て喜んでいたりする。何か後ろ向きだなあ。
 洋楽でこのごろいいなと思うのは、TAKE THATにいたROBBIE WILLIAMS。この人の声はすごくいい。今イギリスでのナンバー1の人気。悪人顔に、かっこいい声。結構ロックしている。

(2000年8月29日)

暴論?昼のロック。夜のロック
イエスは、昼。クリムゾンは、70年代までは夜。マグマは真夜中。ボブディランは夜かな。
ビートルズは一日中。ゴングは、昼寝の夢の中。キンクスは気持ちいい昼寝。ニールヤングは、真夜中の二日酔い。ジェネシスは、途中までは夜。それから、朝もや。そして、昼。ジェントルジャイアントは、夕方。ソフトマシーンは、夜だな。ワイアットは昼だから抜けたのか?フロイドは10時ごろ。まあどうでもいいことだけど。アシュラテンペルは、いい寝起き。
                                 (2000年8月20日)

プログレって、なんだろう
聞く人それぞれに、それぞれの考えがあるのだから、一般的なことをいうのはむずかしい。
自分は、プログレといわれる音楽をたくさん聴いてきた。まだ、これからも聞いていくと思う。
「進歩的」という意味で自分は聞いて生きていきたい。
 進歩的でありたいというポーズを取っているのは、キングクリムゾンだと思う。今のクリムゾンの音楽を積極的には聴いていないけど、自分なりの進歩をしていきたいフリップに音楽に対する「誠実」さを感じる。
 自分の考えをしっかりともち、新しい感覚を持ちながら、しかも、生きていくためにいろんなものと戦いながら進んでいくのは至難な技。

(2000年8月15日)


新しい音楽も聴いていたい

自分は、クリムゾンのファーストやクイーン、レッドツェッペリンなどから深く音楽を聴いてきた。
クイーン・キッス→レッドツェッペリン→クリムゾン→イエス→ジェネシス→イタリアもの→ビートルズ→トッド→ビーチボーイズ→アメリカンロックと、プログレを中心につきあいながら音楽を聴いてきた。しかし、ある時、この人たちがうんと年が上だと言うことに気がついた。
 同じ時代の空気を吸ってない。時代は進んできている。自分と同じ世代の人の音楽を聴きたい。
そう思って、今までさけてきた80年代ものを聞き始めた。デペッシュモードやキュアー、その後のレイディオヘッドとかである。確かに、受け入れられないものもたくさんあるし、元ネタがわかってしまうものもあるのだが、新しいものを見つけていきたい。
 昔、ビートルズやボブディランといったロックをいろいろと批判してきた古い考えの人たちに対して、ロックファンである自分は、抗議してきたはずである。ふと、「今の新しいのは、わからない」と思うときに「いや、ちゃんと聞いてみよう」と心がけていきたい。音楽は、時代と隣り合わせなんだから。保守的な聴き方は、耳の感性を曇らす。

(2000年8月8日)


ロックってなんだ
ロックってなんだろう。一応は、黒人音楽から、いろんな文化をミックスしながら60年代の末頃に確立してきたもの。ということになるのだろうけど。
自分は、「自分の生き方を貫く=ロック」と定義します。一番わかりやすい例は、ボブディランがアコースティックギターから、エレクトリックギターに持ち替え、観客からどんなヤジが飛んでも自分は正しいんだと信じて、「我が道を行く」姿です。66年のロンドンライブでの戦うボブディランとホークスたちの姿。
 タイプは、違うかもしれないけど、「チェンジズ」を信条にし、カメレオンのように突き進んでいくボウイもロックな人だと思う。
 自分は、ロックな人になれているだろうか。

(2000年8月8日)


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