米寿祝賀射会

日置流雪荷派 本多喜一喜保師範


数年前、静岡県鷲津の八幡諏訪神社氏子の田中さんがこのサイトを見て訪ねてきました。
聞けば、八幡諏訪神社の祭礼の弓行事を止めようかという話が町内で出ているそうで
金的神事の歴史や伝統文化について調べているとのことでした。

管理人も以前から遠州の金的神事に興味があり、まだ調べていなかったので
二人で湖西市の各神社を訪ね調査することになりました。

その結果、ここ鷲津は昔から弓の盛んな土地柄で、 地元の各神社では神事的が行われ、
明治のころ野末理吉(日置流雪荷派師範)を輩出し
当時の武徳会総裁伏見宮親王を招いて射会を催すほど弓道が盛んであったことが分かってきました。
そのレポートが
八幡諏訪神社の奉射神事と弓術日置流雪荷派(へきりゅうせつかは)
田中 實

です。

しかも、田中さんの近所に本多喜一という日置流雪荷派の師範がお住まいになっていることも判明し
訪ねて行きました。
話を聞けば、門弟もとらず自分の代で伝系が絶えると危惧されていたそうで
それならばということで田中さんや周りの方々の尽力で継承していこうということになりました
この日は本多喜一先生の米寿祝いの射会を開催されて
遠州、三河から多くの弓引きがお祝いに駆けつけました。
 

この日までの経緯などのお話、本多喜一師範(右端)田中さん(右端二人目)
矢場の設営も古伝に従っています
矢代振りの弓数50弓を超えています
記念にパチッ
八幡諏訪神社の矢場は木立に囲まれていて静かで凛としています
88個の金的の的中者には褒美が出ます 管理人も本多先生と記念に一枚

平成24年11月25日撮影

戻る