広島2泊3日の旅
今回の旅行も、大学時代の友人Y氏と2人で行ってまいりました。Y氏は相変わらずお金がないということで、安く行ける旅行を希望。まあ、広島は多少遠い分、往復の交通費は高いのですが、広島に着いてからは交通費をあまり使わないので、総費用は抑えられるということで決定しました。
 
 第1日 2002年8月20日(火) 羽田〜広島
 第2日 2002年8月21日(水) 広島〜宮島〜岩国〜広島
 第3日 2002年8月22日(木) 広島〜尾道〜福山〜羽田 
 

第1日 2002年8月20日(火) 羽田〜広島

 今回の旅行は、このページのタイトルの所にも書きましたが、総費用を安上がりにするということで、Y氏との協議の結果広島に決定。早速、旅行会社で往復の飛行機と2泊付きのパックを予約(1人約28,000円)。本当は18日から行こうと思ったのですが、18日出発だとメチャメチャ高い・・・(約2倍の値段)。そういう訳で、値段の安い20日出発に決定。うーん、同じ場所に行くのに、こんなにも値段が違うんですねー・・・。
 さて、当日の待ち合わせは羽田空港ということで、そこでY氏と落ち合う。まあ、今回は飛行機の時間が昨年ほど早くないので、自宅の最寄駅から電車で行けました(昨年は、大変でしたからねー・・・)。

 1時間ちょっとで広島空港に到着し、さらに、バスで1時間程で広島市内へ到着。まず、最初に徒歩で縮景園(下左の画像)へ向かう。縮景園は広島藩の3代藩主浅野長晟が家老の上田宗箇に命じて造らせた庭園です。広さは、さほど広くないのですが、なかなか整備されていてきれいな庭園です。この庭園は、1945年の原爆投下によって壊滅状態になったものを復興したものということですが、きれいに復興されています。また、庭園内の池に亀が非常に多くいるのも特徴かもしれません。
 次に向かったのは、広島城(下右の画像)。広島城も1945年の原爆投下で焼失し復元されたものです。戦前は国宝にも指定されていたそうで、焼失してしまったのが残念。広島城は典型的な平城ですが、三角州に建てられており、三角州の地形を生かして防御にも工夫が凝らされていたように思います。
 ここで腹も減ったので昼食にすることに決定。やはり、広島といえばお好み焼き。とはいえ、お店を探すがなかなか見つからない。そこでお好み村へ行き、お好み焼きを食べる。広島のお好み焼きは、ものすごく美味しいとまでは思わないんですが、何故か何度でも食べたくなる味ですね(なかなか東京ではこの味は食べられません)。

縮景園 広島城
縮景園 広島城

 腹ごしらえもすんだところで、平和記念公園(下左の画像)へ向かう。そこで、広島平和記念資料館に入る。ここは原爆の被害状況や被爆者の遺品などが展示されています。やはり、こういう展示を見ると平和についてあらためて考えさせられます。また、夏休みということもあるのか家族連れやお年寄りの方や外国人の方が多く見られました。
 次に向かったのは原爆ドーム(下右の画像)。周りをフェンスで囲まれていて近くまで行くことはできませんが、むきだしの鉄骨などが原爆の被害を物語っています。
 その後、ホテルで休憩した後、居酒屋で夕食。一応、瀬戸内海の海産物が売りのようですが、味としては東京の居酒屋よりは美味しいといったところですかね(まあ、もっと値段の高い和食の店だと違うのかもしれませんが・・・)。

平和記念公園 原爆ドーム
平和記念公園 原爆ドーム




第2日 2002年8月21日(水) 広島〜宮島〜岩国〜広島

 今回のホテルは朝食付きのため、ホテルで朝食後、市電で宮島へ向かう。JRのほうが速いはずですが、駅まで出ることを考えるとほぼ一緒の時間で着くだろうということで市電を利用。そして、宮島口からフェリーで宮島へ渡る。宮島に渡ると鹿だらけ。何でこんなに鹿が沢山いるのでしょう?まあ、それはさておき厳島神社(下左の画像)へ向かう。ここは日本三景の一つですが、大鳥居が海上に立っていることもあるので、本当は海上から景色を見るほうがよいかと思います。厳島神社から海を眺めてもなーという感じがします(本当はJRのフェリーを利用すると、近くの海上から厳島神社を見ることができます)。ちなみに、厳島神社は満潮のときに見るのがよいかも。さて、その後、宝物館千畳閣五重塔を見て回り昼食を食べる。同行のY氏はあなごめしを食べていましたが、私はあなごが嫌いなのでパス。

 昼食後は、JRで次の目的地岩国ヘ向かう。駅からバスに乗り、錦帯橋(下真ん中の画像)へ向かう。錦帯橋は橋の架け替え工事を現在行っていますが、ちょうどこの時は一期工事が終わったところで橋を渡ることができました。ここは川もきれいですし、景色がよくおすすめです(川では地元の子供が泳いでいるくらい川がきれい)。次に、白ヘビ観覧施設白ヘビを見る。白ヘビというのは、岩国一帯に生息する天然記念物の珍しいヘビで本当に色が白く、赤い目をしています。
 その後、ロープウェイに乗り、岩国城(下右の画像)へと向かう。岩国城は吉川広家によって1608年に建てられた城で、現在の城は復元されたものです。普通この時期の城は、平城が多いのですが、岩国城は山城です。おそらく、関ヶ原の戦後も、いつかは毛利家が攻められることがあるのではという考えがあったために、こういう場所に建てたのかなーとY氏と話す。
 岩国は景色もよく、こういうのんびりしたところに住んでみたいもんだと思います。

 岩国から広島へJRで戻り、ホテルで少し休憩した後、夕食を食べに行く。この日の夕食は、市内のお好み焼き屋でお好み焼きを食べる。前日の店では、シンプルなそば入りを食べましたが、この日はいかやえび入りのものを食べる。個人的には、余計な具なしでシンプルなそば入りの方が好きですかね。あと、前日の店よりソースの甘さが控えめだったのですが、私は少し甘いくらいのソースのほうがよいかと思うのですが、Y氏は甘さ控えめのソースのほうがよいとのこと。まあ、この辺は好みの違いなんですかねー。

厳島神社 錦帯橋 岩国城
厳島神社 錦帯橋 岩国城




第3日 2002年8月22日(木) 広島〜尾道〜福山〜羽田

 この日もホテルで朝食を食べ、それからチェックアウトして尾道へJRで向かう。尾道はお寺が非常に多く、古寺めぐりコースを散策することにする。所要時間約3時間とガイドブックに書いてあったのですが、そのとおり3時間ほどかかりました。しかも、尾道は階段や坂が多く、ものすごく歩き疲れます(昔懐かしの路地裏をぬって歩きます)。それに、この日は暑かった・・・。まあ、みどころとしては、千光寺(下左の画像)、西國寺浄土寺といったところでしょうか。あとは、大林宣彦監督の映画「転校生」の有名な階段(転げ落ちて主人公の男女が入れ替わったところ)も見てきました(下真ん中の画像)。その後、昼食を食べて福山へ向かう。昼食は和食を食べたのですが、やはり海の幸は、まあそこそこの味ですかねー(本当は尾道ラーメンも食べたかった・・・)。

 福山に着くと、駅の目の前に福山城(下右の画像)があります。普通、城というのは駅から多少離れていることが多いのでちょっと驚きました。この城は、もともと二の丸、三の丸があった辺りに電車が通っているため、こんなに福山駅が近くにあるようです。うーん、何故、城があった所に電車が通ったのでしょう。不思議です(普通、城下町の区割はそのまま残っているところが多い)。

 福山城を見終わったところで、少し休憩してコーヒーを飲み、バスで広島空港へ向かい、飛行機で羽田へ無事帰る。

千光寺驚音楼 御袖天満宮の石段 福山城
千光寺驚音楼 御袖天満宮の石段 福山城

 今回の旅行も、昨年の北陸旅行と同じく史跡(特に城)を中心に見て回りましたが、史跡を見る場合には、その史跡のことをあらかじめ調べ、なおかつ歴史に興味のある人でないとあまり面白くないかもしれないですね。とはいえ、景色のよいところが多いので天気がよいと気持ちいいです。食べ物については、やはりお好み焼きは外せないですかね。まあ、ものすごく美味しいという程ではありませんが、値段が安いことを考えれば、十分満足できます。
 総費用は5万円弱。


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